とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ロッキー



マイケル・B・ジョーダン主演の映画「クリード 炎の宿敵」を2回観た。


チャンプになったクリードは、父アポロを殺したドラゴの息子からの挑戦を受ける。


満足度 評価】:★★★★☆

ボクシング映画のど真ん中を貫く王道の作品!

偉大なる父の遺伝子を引き継ぐ二人のボクサー。

彼らの前に立ちはだかるのは、復讐、因縁、そして葛藤。

それらを乗り越えるのは憎しみなのか、愛なのか。

後半は号泣必至の感動作!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連ページ


『クリード 炎の宿敵』予告編 動画

(原題:Creed Ⅱ)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年12月12日 試写会にて鑑賞。

・2019年1月14日 映画館にて鑑賞。

・2019年1月20日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

マイケル・B・ジョーダン




監督

〇スティーブン・ケイブル・Jr


2018年製作 アメリカ映画



クリード炎の宿敵




あらすじ


ロッキー(シルベスター・スタローン)の指導の下でチャンピオンとなったクリード(マイケル・B・ジョーダン)は、かつて、父 アポロを殺したロシアのボクサーイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)の息子ヴィクター・ドラゴ(フロリアン・ムンテアヌ)から挑戦状を受ける。

父の復讐のために挑戦状を受けたクリードだったが、ヴィクターからダウンされてしまう。

しかし、ヴィクターの反則により勝利するという後味の悪いものだった。

そして、それ以来、クリードはリングから距離をおくようになり…。



クリード炎の宿敵4






感想(ネタばれあり)


「クリード チャンプを継ぐ男」と「ロッキー4」の続編


このブログを定期的に読んでくださっている方は、もしかしたら「こいつよく泣くなぁ」と思っているかもしれない。

そのぐらい、どの映画にも「泣いた!」と言っている。



その私が言うのだから、当てにならないと思うかもしれないけど、この映画は「号泣案件」だった!!

2回観たが、2回とも号泣した。

そこで何が起きるのか分かっていても、泣いてしまった。



この映画はボクシング映画だけれども、かなりエモーショナルで泣ける作品になっている。

だから「暴力苦手」「ボクシング苦手」という人も、是非、観て欲しい作品である。



しかし、その前にクリード チャンプを継ぐ男」と「ロッキー4」の予習は必ずして欲しい

特に「ロッキー4」を観ていないと、魅力は半減すると言っていいと思う。



というのも、この映画はクリード チャンプを継ぐ男」の続編だけど、「ロッキー4」の続編でもあるのだ。



日本では1986年に公開された「ロッキー4」は、ロッキーとソ連のボクサー ドラゴが戦う話だった。



ソ連からアメリカへやってきたボクサーのドラゴがロッキーに叩きつけた挑戦状をロッキーが拒否。

そこで、友人のアポロが代わりに引き受けるが、ドラゴに打ちのめされて亡くなってしまう。

そのため、ロッキーはアポロの復讐のためにソ連へ行ってドラゴと戦い、ドラゴは負けてしまうのだ。



それから30年経ち、ドラゴの息子はボクサーとなり、再びアメリカのチャンピオンに挑戦状を叩きつける。

それが、アポロの息子クリードなのだ。



ドラゴはロッキーに負けたため、妻にも逃げられ、ロシアで立場が無くなってしまい、ウクライナへ逃亡。

そして、自分と息子の立場を取り戻すために、ロッキーの弟子で、アポロの息子でチャンピオンのクリードに挑戦状を叩きつけたのだ



クリード炎の宿敵2



30年前、なぜ、彼らは戦ったのか


30年前、アポロとロッキーとドラゴが戦った頃、アメリカとロシア(当時はソ連)は冷戦にあった



民主主義か、共産主義かというその戦いの中で、アメリカとソ連は技術力を競い合っていた。

ボクシングについても、それは同じだった。

トレーニング方法についてその技術を競い合い、ソ連は最先端の機械を使ってドラゴという殺人兵器を生み出していた。



そのドラゴに対し、ロッキーは、それまで通りのトレーニングで調整を行い、アメリカ国旗を背負ってソ連入りし、ドラゴを倒すのだ。

その当時、「アメリカの強さの象徴」として存在していたロッキーは、「冷戦におけるアメリカの強さ」を表現し、見事にドラゴを打ち負かしたのだ。



それから30年が経ち、冷戦は終わった。

チャンプになったクリードは「何のために戦うのか」を問われる

それは、冷戦後に「打倒共産主義」という目標を失ったアメリカの姿と重なっている



冷戦が終わり、ロシアが敵ではなくなった現在、アメリカはどこへ向かうべきなのか

その問いかけを、この映画はドラゴと戦うクリードの姿を通して描いているのだ。



クリード炎の宿敵3



クリードとドラゴ、彼らは「何のために戦うのか」


ドラゴからの挑戦状を受けたクリードは、はじめは父アポロの復讐のために戦っていた。

しかし、「怒り」や「憎しみ」の感情では、相手に勝てないことが分かる。



そこから、クリードは自身に「何のために戦うのか」を問いかけるようになる。

そして、「怒り」や「憎しみ」ではなく、「家族を守るため」ならば強くなれることに気付く。



ビアンカが妊娠したことで、クリードに家族ができ、守るべきものができた。

クリードは、そんな家族から応援され、彼らを守るためにも戦わなければならないのだ。



2回目のクリードとドラゴの戦いは、号泣で涙が止まらなかった。

何度倒れても、何度諦めようと思っても、目の前にいるビアンカのために立ち上がり、最後まで諦めずにドラゴに向かって行く。



その一方で、ドラゴは父がコーチとして参加しているものの、本当に彼らが復讐したかった母親は「ドラゴが劣勢」となると、その場から立ち去って行った。

クリードが家族のために戦っていたその裏で、ドラゴ父子は、彼らを捨てた母親への復讐のために戦っていたのだ。

そのため、強くなった自分の姿を母に見せたかったドラゴは、母がいなくなったことを知り、ひどく落胆し、クリードに打ち込まれてしまう。



そのことに気付いた父は、息子を助けるためにリングにタオルを投げ入れるのだ。

死ぬまで息子が戦ったとしても、母がそこにいなければ意味がないからだ。



ロッキーを含めた家族が最後まで支え続けたクリードと、家族に見捨てられたドラゴの対照的な二人を描き、「家族のために戦うことの強さ」をこの映画は訴えているのだ。



クリード炎の宿敵5



スタローンが伝えたかった「家族」への思い


30年前の「ロッキー4」は冷戦中であり、「国のために」戦う「国家主義」だった。

そして、冷戦が終わった今、アメリカ国民は「家族のために」戦う「家族主義」になるべきだと主張ししている。



この映画で、最も重要な役割を演じているのはドラゴの元妻を演じたブリジット・ニールセンだった。

彼女は、未だにロシアの幹部の中には古い体質が残っていることを表している。

そして、ブリジット・ニールセン本人は、シルベスター・スタローンの元妻なのだ。



ブリジット・ニールセンとシルベスター・スタローンは、「ロッキー4」の後に結婚したが、その後すぐ離婚したのを知っていたので、まさか、この映画に出演するとは思っていなかった。

しかし、彼女はドラゴを捨てた元妻として登場するのだ。

正直、それにはのけ反ってしまった。

そこから、シルベスター・スタローンの「家族の間にわだかまりがあってはいけない。過去に何があっても、家族は家族だ」というメッセージを感じるのだ。



アメリカ国民の一人一人が、家族を思い、家族のために戦えば、自ずとアメリカも強くなる

それこそが「強いアメリカの姿なのだ」とスタローンは訴えているのだ。



そして、かつては「敵」だったロシアは、クリードとドラゴのようにアメリカの良きライバルになれると提案している。



そんな「まずは、家族を大切に」というメッセージは、まるでスタローンの遺言のようにも見える。

遺言とは大げさかもしれないけれど、トランプ政権の「アメリカ第一主義」が進む中で、「国民が国よりも大切にすべきもの」を訴えたかったのでは…と思った。






関連ページ


〇「クリード」第一作
「クリード チャンプを継ぐ男」号泣必至の感動作!!誰もが常に何かと闘っている。大切なのは最後まで諦めずに闘いぬくこと。映画「ロッキー」のスピンオフ【感想】



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マイケル・B・ジョーダン主演、シルベスター・スタローン共演の映画「クリード チャンプを継ぐ男」を劇場で観てきた。

かつてボクシングの世界チャンピオンだった「ロッキー」の親友であり、同じく世界チャンピオンだった「アポロ」の息子・ドニーが、父と同じボクシングの世界チャンピオンを目指す話。

「ストレイト・アウタ・コンプトン」と、この「クリード」のどちらを観るか悩んだ結果、アカデミー賞で話題になりそうな「クリード」を観てきた。



満足度 評価】:★★★★★

噂通りの良い映画で、噂通りに号泣してきた。

ボクシングで世界チャンピオンを目指すことよりも大切なこと。

自分の人生の生き方について考えさせられる映画だった。


*** 受賞歴 ***

ナショナル・ボード・オブ・レビュー
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

第50回 全米批評家協会賞
主演男優賞(マイケル・B・ジョーダン) 受賞

第73回ゴールデングローブ賞 2016 映画部門
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

第21回放送映画批評家協会賞
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

**********


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想



「クリード チャンプを継ぐ男」予告編 動画

(原題:CREED)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年1月1日 感想を掲載。

・2018年10月8日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

シルベスター・スタローン
…(「クリード 炎の宿敵」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」、「リベンジ・マッチ」、「エクスペンダブルズ」など)

…(「クリード 炎の宿敵」など)


…(「クリード 炎の宿敵」など)

〇アンソニー・ベリュー

〇グレアム・マクタヴィッシュ



監督・脚本

〇ライアン・クーグラー


2015年製作 アメリカ映画




あらすじ


かつてボクシング世界チャンピオンだったアポロの息子ドニー(マイケル・B・ジョーダン)は、LAで証券マンをしていたが、仕事を辞め、本気でボクサーを目指す決意をする。

向かったのはフィラデルフィア。

そこは、アポロの親友で、同じく世界チャンピオンだったロッキー(シルベスター・スタローン)が住む街だ。

彼に、ボクシングののコーチを引き受けてもらうために。

しかし、ボクシングからしばらく離れていたロッキーは、ドニーからの依頼を断ってしまう…。



クリード3



感想(ネタバレあり)


誰もがいつも何かと闘っている


これは、「闘う」ということについての物語だ。

たとえ、ボクサーではなくても、人は常に何かと闘っている。



主人公のドニーは、偉大なる父「アポロ・クリード」という名前と闘い、ドニーの恋人ビアンカはいつか音が無くなってしまうという恐怖と闘っている。

そして、ロッキーは過去の栄光、家族を失った孤独、そして突然訪れた病気と闘っている。



彼らが闘う姿を観て、人は自分の人生と重ね合わせ、自分は何と闘っているんだろうかと考えさせられる



ロッキーは若い弟子に、大きな鏡の前でシャドウボクシングを教えるシーンで、

「常に、その鏡に映っている姿と闘え。それは人生でも同じだ。」

と教えるシーンがある。



それは、もしもボクシングで世界チャンピオンになりたいのなら、リングの外でも、練習をしていない時でも、常に目の前にいる自分と闘えとロッキーは言っているのだ。

そのシーンが、この映画の全てを語っていると私は感じた。



クリード5



「勝ち負け」よりも大切なことは「最後まで諦めないこと」


そして、あのスポ根映画の代表選手のようだった「ロッキー」が、「勝ち負けが全てではなく、そこに至る過程が何よりも大切だ」と訴えていることに、とても驚かされた。

もちろん、ボクシングは勝ち負けが全てで、勝てばチャンピオン、負けてしまえばただのボクサーだ。



しかし、この「クリード」では、「勝ち負け」よりも大切なのは、「最後まであきらめずに戦いぬくこと」だと訴える。



これは衝撃だったなぁ。

あの「ロッキー」が、そんな成熟した大人になって帰ってくるなんて。



チャンピオンになることは、もちろん素晴らしいこと。

でも、困難と闘う姿は誰よりも美しく、最後まで諦めないその勇気を称えようじゃないかと、あの「ロッキー」に教えられるなんて。



その全てが凝縮された映画のラスト、彼らが闘う姿を見ながら号泣してしまった。

そうなんだよ。困難なことにチャレンジして、最後まで諦めないことが、何よりも素晴らしいことなんだよね。



クリード4



スタローン叔父さん以外、若いキャストと、若いスタッフで作られた作品


主役のドニーを演じるのは、マイケル・B・ジョーダン

私は、初めましての俳優かな・・・と思って、彼の過去の作品を漁っていたら、2001年キアヌ・リーブス主演の「陽だまりのグランド」で、ジャマールという役で出演していた!!

覚えてるよ~。チビで、ちょっと生意気なジャマール!!あの子が、こんなに大きくなったのぉ~??(笑)

マジか!!時代を感じるなぁ。本当に立派な大人に成長して良かった(笑)



そして、ロッキー役はもちろん、あの男。シルベスター・スタローン

もしも、スタローンがこの映画でアカデミー賞最優秀助演男優賞なんて受賞したら、この映画のメッセージでもある「最後まで諦めずに闘いぬく勇気」と通じるものがあって、さらに感動して、また泣いちゃうかも。

正直なことを言えば、スタローンが演技賞を受賞するなんて、他の俳優と比べると、そうチャンスが多いわけではないよね。

そんな奇跡が2月28日(アカデミー賞授賞式の日)に起きたら、私ももっと頑張れる気がする。

(追記:スタローンは惜しくも受賞できませんでした(2018年10月8日 加筆))



もう一人、気になったのが、ドニーの恋人ビアンカを演じたテッサ・トンプソン(「グローリー-明日への行進-」)。

彼女、とても良かったなぁ。歌を歌っている感じも、意志が強そうな感じも。

まだ、出演作は少ないようだけど、今後が楽しみ。



監督は、ライアン・クーグラー

マイケル・B・ジョーダンと組んだ前作、「フルートベール駅で」に次いで、この映画「クリード チャンプを継ぐ男」は2作目。

年齢もまだ29歳。

「ロッキー」をリアルタイムで知らない人が作ったんだねぇ。この映画。すごいなぁ。

「フルートベール駅で」も評判が良い映画のようなので、是非、観てみたい。



クリード2



人に歴史あり。ロッキー vs アポロ、アポロ vs ドラゴの思い出と共に


こんな話をすると歳がばれてしまうけど、アポロがドラゴに殺された「ロッキー4」が劇場で公開された頃、私は中学生で映画館に観に行った。

あの頃はまだ、冷戦の余韻みたいなものがあって、アメリカ vs ソ連のテクノロジー対決の側面もあり、今とは、全く時代が違う頃の映画だった。

すごく面白くて、興奮しながら帰ったのを覚えてる。



今回、ドニーがロッキーとアポロの話をするのを観ながら、ロッキー vs アポロの無観客試合も覚えてるし、アポロがリングの上で死んでしまったのも思い出して、そんな懐かしい話が出てくるのも嬉しかったし、「人に歴史ありだなぁ~」ってしみじみと思った。

そんな昔のファンも喜ばせつつ、新たな切り口で成熟した姿で帰ってきた「ロッキー」の新スピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」。

「ロッキー」が大好きな人も、そうでない人も満足する作品だと思う。是非、観て欲しい一本。





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リーヴ・シュレイバー主演の映画「チャック~“ロッキー”になった男~」をWOWOWで観た。

映画「ロッキー」のモデルとなったボクサー チャック・ウェプナーの実話を映画化。

劇場未公開の作品をどこよりも早く放映する「WOWOWジャンパンプレミア」のうちの一本。


満足度 評価】:★★★☆☆

「ロッキー」のモデルになったと言われると、とても華やかな印象を受けるけれど、実際のチャックはとても荒んだ生活を送っていて、その姿は映画の中の「ロッキー」とは、明と暗ほどに違った人生を送っていたのがとても印象的だった。

やはり、映画のような人生は理想でしかないのか。


「チャック~”ロッキー”になった男~」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:The Bleeder(Chuck))




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キャスト&スタッフ


出演者

リーヴ・シュレイバー
…(「スパイダーマン:スパイダーバース」(声の出演)、「犬ヶ島」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「ディファイアンス」「ジゴロ・イン・ニューヨーク」「フィフス・ウェイブ」「ソルト」など)

エリザベス・モス
…(「ザ・スクエア 思いやりの聖域」など)

ナオミ・ワッツ
…(「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」「ヴィンセントが教えてくれたこと」、「追憶の森」、「ヤング・アダルト・ニューヨーク」、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、「21g」、「キング・コング」)

ロン・パールマン
…(「ポーカーナイト 監禁脱出」など)

〇マイケル・ラパポート


監督

フィリップ・ファラルドー
…(「グッド・ライ~一番優しい嘘~」など)



2016年製作 アメリカ映画



チャック_ロッキーになった男



あらすじ


ヘビー級のボクサー チャック・ウェプナー(リーヴ・シュレイバー)は、ある日世界チャンピオンになったモハメッド・アリから「防衛戦の相手」として指名される。

モハメッド・アリは白人の対戦相手を探していて、その当時はチャックが白人の中で一番上位にいたのだ。

喜んでその指名を受けたチャックは「すぐにKOされる」という大方の予想を裏切り、15R戦い抜き惜しくもTKOで負けてしまう。

しかし、チャックが最後まで戦い抜いたという健闘は話題になり、ハリウッドのシルベスター・スタローンがチャックをモデルに脚本を書いたと言われ…。



チャック_ロッキーになった男5



感想(ネタバレあり)


モハメッド・アリと対戦し、一躍、時の人となったチャック・ウェプナー



映画「ロッキー」が製作されたのは1976年

私が一番最初に見たのは中学生ぐらいだったと思う。

リアルタイムで観た記憶はなく、テレビで放送していたのか、レンタルビデオで借りてきたのかだったと思う。



試合を終えたロッキーのあの有名な「エイドリアーーーン!」のセリフに感動し、私もエイドリアンのように「誰かを支える人になりたい」と中学生の私は思ったものだった。

しかし、理想と現実はかけ離れたもので、大人になった私はエイドリアンとは程遠い生活をしている(笑)



その「ロッキー」には、モデルとなった人がいたという。

それは、この映画を観て初めて知った。

もしくは、そう聞いたことがあるかもしれないけど、忘れてしまっただけかもしれない。



そのモデルとなった人物は、チャック・ウェプナー

彼はベビー級のボクサーである。



それほど有名な選手ではなかったのだが、ある時、世界チャンピオンになったモハメド・アリから「対戦相手に」とオファーがくる

モハメド・アリはチャンピオン防衛戦として、白人のボクサーを考えていた

その中で、チャックは当時白人の中でランキングトップにいたため、アリからオファーを受けることになったのだ。



チャックは、そのオファーを受けた時「どうせ、すぐにKOされる」と言われながら、第9Rではダウンを奪い、15Rフルで戦うも、TKOで負けてしまう

しかし、最後まで戦い抜いたことが高く評価されて話題になり、その試合をテレビで観ていたスタローンが「ロッキー」という脚本を書く

当時、チャックはボクシングだけでは妻子を養うことができないので、酒造メーカーの営業をしながらの生活だった。

そして、スタローンも当時は無名の俳優で、映画のオーディションを受けるも落ちまくる日々だったことから、チャックの姿に時分を重ね合わせ、脚本を書き上げたのだという。

(詳しくは → Wikipedia「ロッキー(映画)」



チャック_ロッキーになった男4


「ロッキー」とは真逆の人生をたどるチャック



無名の俳優だったスタローンが主演だったにも関わらず、「ロッキー」は大ヒット。

作品の評価も高く、アカデミー賞 作品賞、監督賞を受賞する。

スタローンはその成功によりスターの仲間入りを果たし、現在に至る



その「ロッキー」の成功により、チャックもまた注目を浴びる

パーティ三昧に明け暮れ、家族とも疎遠になった末、ドラッグに手を出してしまう。

ボクシングからも遠ざかり、クマと対戦するような「見世物」へとなり下がる。



その時、意外にもチャックに手を差し伸べたのはスタローンだった

「ロッキー」によって成功したスタローンは、チャックに「ロッキー2」に出演して欲しいとオファーする。

ところが、チャック本人がオーディションに大幅に遅刻し、ろくに演技もできず、スタローンからのサポートがあったにもかかわらず、その話はご破算になってしまう。



残念ながら、チャックは「ロッキー」によってつかんだ栄光とチャンスを「ドラッグ」によって簡単に手放してしまったのである。

そして、警察のおとり捜査に引っかかったチャックは、ドラッグディーラーとして逮捕され、刑務所に入れられてしまう。



ハリウッド映画に描かれている「ロッキー」は、世界チャンピオンのアポロと戦ったことで栄光の階段を上り始めるが、そのモデルのチャックは、真逆の人生をたどり、そこから転落していったのだった。



チャック_ロッキーになった男3


転落のきっかけは自分自身を見失ったこと



チャックも決してチャンスがなかったわけでない

「モハメド・アリからダウンを取った」ことに自信を持って練習に励めば、ボクサーとしてさらに活躍できるチャンスが広がったかもしれない。

スタローンだって、それまで面識がなかったチャックをハリウッドに呼んでオーディションまでセッティングしている。

(この映画を観ていると、スタローンはすごくいい人だとわかる)



それらのチャンスを失ってしまったのは「自分はスターだ」という過信からだった。

確かに、「ロッキー」が大ヒットした時は多くの人たちがチャックに注目して、みんなが「チャックは実はすごいボクサーだった」んだと思った。

けれど、そうやってチヤホヤされているうちに、自分を見失ってしまう

自分がボクサーであることを忘れ、家族がいることすら忘れてしまう。



チャックから大切なものを奪っていったのは「ドラッグ」だった

「ドラッグ」をやめることができない意志の弱さが、チャックの人生を転落させていった。



そんなチャックの目を覚ませる唯一の存在が、ナオミ・ワッツ演じるリンダだった。

彼女はチャックをスター扱いせず、チャックのダメなところも見抜いていた。

そんな彼女に会って、ようやくドラッグをやめようと思った矢先に逮捕されてしまったのだ。



チャックにとってのエイドリアンは妻のフィルではなく、リンダだったと思う。

そうして、ボクシングも家族も栄光もすべて失ってしまったチャックは、リンダと新しい人生を歩み始めるのだ。



チャック_ロッキーになった男2


「運命の瞬間」を確実に次につなげていくために



映画には、たくさんの夢がつまっている

そこに描かれる様々な人生を見ながら、「あんな風になれたらいいな」とか、「あんな人生を送りたいな」と思い、明日への糧にし、再び前を向いて歩き始める。

だから、私は明日の自分のために毎日のように映画を観るのだ。



しかし、現実は映画のようにはうまくいかないものなのだ。

順風満帆に成功できる人などいない

時には足をふみはずし、間違いを起こし、失敗しながら前へと進む。



この映画のチャックと映画の中のロッキーとの違いを見れば、その理想と現実の違いがよくわかる

世界チャンピオンと戦って、彼の強い思いが国民に勇気を与えたところまではロッキーもチャックも一緒だった。

しかし、そこから成功するか転落するかの分岐点にあったのは「本人の意志の弱さ」だった。

「ドラッグをちょっと試してみたかった」という気のゆるみが、2回、3回と続いてしまう。



その「弱さ」が、のちのち全てを失ってしまうことになる。



そのチャックの挫折から私たちが学ぶべきことは、目の前にあることを一つずつ誠意を持って全力でこなすということ。

仕事にしても、家族や周りの人たちに対しても。

目の前にあることに誠意を失った瞬間、全てが壊れ去ってしまう。



チャックとは対照的に「ロッキー」の成功で大スターの仲間入りをし、いまだにスタローンが現役でいられるのは、その「誠実さ」にあったように思う。

「ロッキー」の成功を自分だけのものと思わず、チャックにも声をかけ、「ロッキー2」に出演して欲しいと言い、チャックが刑務所に入ったと聞くと、「ロック・アップ」の役作りと称して刑務所を訪問する。

もしも、「スター」という名声におぼれ目の前にあることに誠意を失っていたら、チャックを気にかけるようなことはしないだろうし、今の成功もなかったかもしれない。



「モハメッド・アリ VS チャック・ウェプナー」の一戦の日から、共に底辺でくすぶっていたスタローンとチャックの人生が動き出し、彼らの明暗を分けたというところに、この映画の面白さがあったと思う。

これはきっと、チャックだけの話ではなく、誰もがその「運命の瞬間」を持っていて、「そこからどう動くのか」が明暗を分けるのだと感じた。

常日頃から、周りの人たちに誠実に行動することが、成功の秘訣だと思った。



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シルベスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン主演、12月23日公開予定の映画「グリード チャンプを継ぐ男」の予告編を観た。

大ヒット映画「ロッキー」の続編にあたるこの作品は、ロッキーの友人であり、ライバルであったアポロの息子をロッキーがトレイニングする話。

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〇 「クリード チャンプを継ぐ男」観てきました!!

映画の感想はこちらから「クリード チャンプを継ぐ男」号泣必至の感動作!!誰もが常に何かと闘っている。大切なのは最後まで諦めずに闘いぬくこと。映画「ロッキー」のスピンオフ

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なんだか、最近、ハリウッドではリブートとか、昔の作品の続編とか、ヒット作のスピンオフとかが多い気がするけど、ネタ切れなのかなぁ~??っていう気がしなくもない。

まぁ、ネタ切れだとしても、面白ければ文句はないので、どんな出来栄えなのかが楽しみなところ。

*** 受賞歴 ***

ナショナル・ボード・オブ・レビュー 助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

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「グリード チャンプを継ぐ男」予告編 動画

(原題:Creed)




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ボクシングは苦手なのに「ロッキー」シリーズは見ている


前にも、何かの作品で同じことを言ったかもしれないけど(多分「リベンジ・マッチ」)、私、基本的にボクシングって苦手なスポーツなんだよね。

ケンカが強いからエライ!って考え方についていけず・・・ ←全否定(笑)

ボクサーたちのつらそうな顔を見ていると、もうやめちゃえばいいのに・・・と思っちゃう(笑)

そんな私だけど、「ロッキー」シリーズは、1~4まで見ている(笑)


クリード3


ダメダメな時にモチベーションを上げてくれる映画


じゃぁ、ボクシングが嫌いなクセに、なぜ「ロッキー」は見ちゃうのか・・・。

それは、スポーツもの特有の、「最後まであきらめない不屈の精神」っていうあのコテコテのスポ根が結構好きなんだよね(笑)

私は、割と熱しやすく冷めやすく、三日坊主が得意なB型で、昔から根性無し(笑)

でも、単純で素直な一面もあるから、こういう『スポ根丸出し』の映画を観ると、

「あぁ、私もこんな根性無しではだめだわ!」「もっと!がんばらないと!!」

なんて、急激にモチベーションが上がったりする(笑)

だからねぇ、自分に力を注入したい時は、栄養剤として、こういう「スポ根もの」を観るんだよね。

クリード2

新作に期待したい「説得力」

今回は、引退したロッキーが親友アポロの息子をチャンピオンにするっていうお話。

ロッキーも、相当歳を取って、病に倒れたりもするらしい。

予告編を観た感じでは、ロッキーがもうすっかりおじいちゃん的な雰囲気を漂わせている。

でも、それだけで、話の筋はだいたい読めてしまったので、あとは、俳優たちの説得力のある演技力が求められるとこだよねぇ

それに、今さら、なぜ、ロッキー??

って疑問も湧いてくるところだけれども、もしかしたら、私のように、昔、ロッキーを観て励まされてがんばった人たちがいて、「また、あんな元気な映画を観たいな」と思ったのかもしれないよね

そんな、エナジードリンク的なパワーをこの映画には期待したいところ。

公開は12月23日。今年のクリスマスシーズンの目玉作品。


「ナショナル・ボード・オブ・レビュー」助演男優賞受賞

(12/2 追記)

助演男優賞:シルベスター・スタローン(「クリード チャンプを継ぐ男」)

まさかの、スタローンが助演男優賞受賞!!

おめでとうございます!!

↓  詳しくはこちらから



監督:ライアン・クーグラーとは?

(12月11日追記)

監督自身のインタビューとシルベスター・スタローンほか、出演者がクーグラーについて語る特別映像





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〇 「クリード チャンプを継ぐ男」観てきました!!

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