とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ロマン・デュリス



ロマン・デュリス主演の映画「パパは奮闘中!」を試写会で観た。

ある日、突然、妻が失踪してしまい、仕事も子育ても家事も、全て一人でやることになってしまったパパの奮闘記。


パパは奮闘中


満足度 評価】:★★★★☆

いきなり妻が家出してしまいパニクってしまうパパのお話。

思わず、手を差し出して助けてあげたくなってしまうリアルな混乱ぶりが良かった!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『パパは奮闘中!』予告編 動画

(原題:Nos Batailles)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年3月19日 試写会にて鑑賞。

・2019年4月19日 感想を掲載。

・2019年4月27日 全国順次公開。

詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「パパは奮闘中」公式サイト




キャスト&スタッフ


出演者


…(「若い女」など)

〇ロール・カラミー

〇バジル・グランバーガー

〇レナ・ジェラルド・ボス

〇ルーシー・ドゥベイ


監督・脚本

〇ギヨーム・セネズ


2018年製作 ベルギー・フランス合作映画




あらすじ


ネットショップの配送倉庫で働くオリヴィエ(ロマン・デュリス)は、妻ローラ(ルーシー・ドゥベイ )と、二人の幼い子供たちの4人で暮らしている。

しかし、ある日、突然、妻のローラが家出をしてしまう。

子供たちにも、職場にも何も告げずに、妻はいきなり姿を消してしまったため、オリヴィエは、子供たちの世話も、家事もどうしていいか分からず、混乱してしまう…。



映画「パパは奮闘中」ロマン・デュリス



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


パパは奮闘中! (2018)


★★★★ [80点]「子育てなんて無理!なお父さんに捧ぐ」


フランスにおけるシングルファーザーのワンオペ育児の大変さを描いた作品。

まるで、自分の身に起きていることのようなリアリティがあって、次はどうなるんだろう…と、終始ドキドキし、できることなら助けてあげたくなってしまう。

そんな映画だった。



ネットショップの配送所で働く主人公のオリヴィエ(ロマン・デュリス)は、ある日突然、妻に家出をされてしまう。

それ以来、仕事も、家事も、幼い子供2人の育児も、全て、オリヴィエがこなさなくてはいけなくなってしまう。



私には子供がいないので、育児の経験はないけれど、それでも、オリヴィエが置かれた状況には、身につまされるものがあった。

チームリーダーとして仕事を任され、職場ではいろいろ起きるし、家では、子供たちが母親を恋しがっている。

そんなオリヴィエの発狂しそうな心境が、すごく伝わってくる空気感があって、そのリアリティがこの映画の魅力だと思った。



そして、この中で起きる様々な事柄について、こんな時、私ならどうするだろう…。

と、考えながら観ていた。



その時思ったのは、「こういう時に私には、助けてくれる人がいるだろうか」ということと、逆に、「もし、私に近しい人がオリヴィエのような状況になったら、私はその人に何かしてあげられるだろうか…」ということだった。



その全てを一人でこなすのは到底無理で、誰も幸せになれない。

少しでも良いから、周りにいる人たちがサポートすることが大切だと感じた。

日頃、家事や育児に不慣れなお父さんの目線でこの映画が作られているからこそ、ワンオペ育児の大変さが身に染みる作品になっている。



きっと、子供たちが好きな服や、好物のおかずすらも知らず、かといって、仕事もあるから、そこに時間をかけている余裕もない。

オリヴィエのようにならないためにも、日頃から辛い時は「辛い」と言うことが、大事なことなんだと思う。

オリヴィエのように、どうにもならない思いは、家族にぶつければ良いし、自分一人で決められない家族のことは、子供たちと一緒に決めれば良い

周りの人たちも「ヘルプ」と言ってくれた方が手伝いやすい



お父さんでも、お母さんでも、シングルになってしまったら、ワンオペ育児でがんばるのではなく、周りの人たちと、その大変な思いをシェアすべきなんだと思った。

そして、この映画は、できることなら、日頃、お母さんに育児を任せっきりのお父さんにぜひ観て欲しい作品だと思った

きっと、奥様の偉大さを感じるに違いないと思う


Posted by pharmacy_toe on 2019/03/28 with ぴあ映画生活







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リドリー・スコット監督 ミシェル・ウィリアムズ主演の映画「ゲティ家の身代金」を試写会で観た。

1973年に起きた大富豪ポール・ゲティ三世の誘拐事件を元に映画化。



満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

面白かった!!

富豪の思考回路が理解できず、先が読めない展開が面白い。

世界中の金を握る富豪の金の使い方とその末路。

オイルショック真っただ中の1973年、ミケランジェロとマフィアとパパラッチが同居するローマを舞台に、「起こるべくして起きた」誘拐事件を描く。



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「ゲティ家の身代金」予告編 動画

(原題:All the Money in the World)



更新履歴・公開情報


・2018年5月14日 試写会にて鑑賞

・2018年5月28日 感想を掲載。

・2019年3月31日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。 



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キャスト&スタッフ



出演者

ミシェル・ウィリアムズ
…(「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」、「ヴェノム」、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「フランス組曲」、「ブロークバック・マウンテン」、「マリリン 7日間の恋」、「OZ はじまりの戦い」など)




…(「荒野にて」など)




監督



2017年製作 アメリカ映画



ゲティ家の身代金





あらすじ


1973年のイタリアの首都 ローマ。

大富豪の孫 ポール・ゲティ・三世(チャーリー・プラマー)が誘拐される。

破格の身代金(現在の価値で約50億円)を要求された母・ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は、富豪の義父ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)に身代金を用意して欲しいとお願いするが、あっさりと断られてしまう。

その代わり、ポール・ゲティは、身代金を使わずに孫を取り戻すために、犯人との交渉役として元CIA捜査官のフレッチャー(マーク・ウォルバーグ)をゲイルに紹介し、フレッチャーは犯人捜しを開始する…。



ゲティ家の身代金4





感想(ネタバレあり)



1973年のローマで、起こるべくした起きた富豪の孫の誘拐事件


これは、1973年にイタリアのローマで、大富豪 ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された実話を映画化したものである。




このジャン・ポール・ゲティという人は、1940年代から中東で油田の開発をし、巨額の富を得て石油王として知られるようになる。

世界一の富豪に選ばれたこともある。

しかし、その一方で、よく言えば倹約家、悪く言えばケチとしても有名で、この映画では、そのケチな部分のジャン・ポール・ゲティが浮き彫りにされている



この事件が起きた 1973年はオイルショックが起き、石油の価格が高騰した年である。

ということは、石油王であるジャン・ポール・ゲティにとっては最高に利益が出ていた頃であるが、その反面、物価が高騰したことで、苦しい生活を強いられた人々から憎まれていたということでもある。

「私たちはトイレットペーパーも買えないような生活をしているのに、あいつは石油が高騰して笑いが止まらないなんて許せない!!」

そんな悲痛な憎しみの叫びが聞こえそうである。



だから、孫の誘拐が発覚した当初、真っ先に疑われたのは共産ゲリラだったのだ。

共産ゲリラにとって贅沢は敵だからだ。

しかし、ローマの共産ゲリラは、日頃から傲慢なジャン・ポール・ゲティを目の敵にしていたことを認めるが、誘拐には一切関与していないと分かる。



誘拐が起きたローマという町は、観光客にとっては素晴らしい建造物や美術品にあふれた美しい街である

この映画の中でも、コロッセオやカラカラ浴場、システィーナ礼拝堂やトレビの泉などの名所が次から次へと登場し、さながら観光案内のVTRを観ているような気分にさえなってくる。



しかしその裏で、貧しい人たちの生活はその荘厳な美しさとはかけ離れたところにあった

イタリアという国は、ローマ帝国やミケランジェロという世界で有数な美を生み出した国であると同時に、パパラッチやマフィアという下劣なものを生み出した国でもあるのだ。



この映画は、そのイタリアという国の「美と下劣の二面性」と、ゲティのような富裕層と、誘拐犯たちの貧困層の間にある絶対的な格差が見事にマッチし、その背景には1973年の社会事情が絡みあって、「起こるべくした起きた誘拐事件」であることを炙り出しているのだ。

それは画面の隅から隅まで、全てにおいて素晴らしく見事な作品だった。



ゲティ家の身代金2



予測不能で理解不能!富豪の思考回路


この映画の面白さは「先が読めないスリリングな展開」にある

では、なぜ先の展開が読めないのか。



それは、大富豪「ジャン・ポール・ゲティの思考」が私たち庶民からしたら全く理解できないからである。

もしも「あなたの孫が誘拐されました。お金がないので助けてください」と言われたら、誰だって、かわいい孫のためにありとあらゆる金をかき集めるはずだ。

もちろん、誘拐犯たちだってそんなジャン・ポール・ゲティを期待して孫を誘拐する。



ところが、この大富豪は違う。

そんな誘拐犯に対し、「身代金を一切払わない」ときっぱりと断るのだ。

「この一人の孫を助けるために、身代金を払ったら、他の全ての孫(12人いた)にも同じように誘拐されてしまう。

そんなことをしていたら、私は破産してしまう」と言うのだ。

なんと、ケチなんだ!!!



そのくせ、身代金と同じ値段の美術品には迷わず金を払うのだ。

その富豪の奇妙な行動をみて、「えっ?? 美術品 >>> 孫の命 なの??」と思うではないか。

さらに、彼の豪邸の廊下には美術館にあるようなフェルメールの絵が飾られていたり、電話を借りようとしたら公衆電話だったり、身代金を使って節税対策をしようとしたり。

なんとも仰天のエピソードが続く

これには唖然とし、口があんぐりしてしまう。



そんな富豪の行動がイチイチ予測不能で奇妙で理解できず、まるで「あなたの知らない世界」を見せられているようで面白かった



けれど、そのうち予測不能で理解不能なのも当然かなと思うようになった。

世界の上位から1%の富裕層に所属する富豪の思考回路を、その他99%の庶民が理解できるはずもない。

世界中の金を握る1%の人間は、それまで、他の人たちがしないことをすることで、富を築いてきたのだ

庶民と同じ思考回路で行動していたら、飛び抜けられるはずもない



トランプ大統領の思考回路がぶっ飛んでいるのを考えればよくわかる。

貧しい人たちを入国させたくなくて、国境に壁を立ててしまう思考回路はゲティとよく似てる。

それが富豪の「ノーマルな」考え方なのだ。



誘拐犯は、明らかに誘拐をする人間を間違えたのだ。

誘拐犯がイラついてポールの耳を切り落としてしまったのは、いかにもマフィア的なやり口だが、相手がいつまでも金を払う意志を見せなかったから、ポールの耳は切り落とされたのだ。

これは、身代金を用意できたのに、しなかった祖父を持ってしまったポールに舞い降りた不幸である。



ゲティ家の身代金3




子供の命を助けたいゲイルは、義父を相手に大ハッタリを打つ


しかし、ポールの母ゲイルは、なんとか息子の命を救いたい。

それには、「一切金は払わない」と言う祖父から、なんとしてでも金を引き出さなければならないのだ。



ポールの耳が切り落とされた後、富豪は一部の金をゲイルに「貸し付ける」約束をする。

ただ渡すのではなく、貸し付ければ「節税になる」からだ

身代金で節税対策をするのだ!!



それでも、お金が足りない。

どうすればいいのか…。と考えた時、ゲイルは「富豪の思考に合わせた大一番」を打つ



そのヒントになったのが、「ミノタウロスの像」である。

幼いポールが祖父の家に行った時に、祖父の部屋にあったミノタウロスの像に興味を持つ。

それを見た富豪は、「これは高価な美術品だ。しかし、それをお前にやろう」と言う。

その時のことを思い出し、ゲイルはそれを現金にして身代金にしようと、その像をサザビーズに持っていくのだが、それは美術館のお土産であり、数十ドルの価値しかないことを知らされる。



あのケチな富豪が、たとえ相手が孫だとしても、高価な美術品をプレゼントするはずがない

ジャン・ポール・ゲティは、その価値がないものも「いかにも価値があるように見せる」天才なのだ。



そこに気付いたゲイルは、「身代金は用意できていないのに、いかにもあるように見せる」ことでお金を引き出そうと考えた

記者会見を開き「お金が用意できました」とゲイルは言ったが、それは一か八かの大一番であり、ジャン・ポール・ゲティへのハッタリだったのだ。



ジャン・ポール・ゲティが何よりも大切にしているのは「プライドと見栄」なのだ。

もしも、「一旦払うと言ったものを取り下げること」になったら、世間はどう見るか。

この予想外の展開に焦ったゲティは、残りのお金も用意すると申し出る

ゲイルは、最後の賭けに勝ったのだ。



ゲティ家の身代金5




築いた富で私腹を肥やした結果、孤独な最後を迎える富豪たち…


そんなゲティとゲイルの駆け引きを観ていると、「金とは何のためにあり、何のために使うのか」を考えてしまう。

この映画を観る限り、世界でもトップクラスの富豪 ジャン・ポール・ゲティとマフィアなどで構成された誘拐犯たちが考える「命の重さ」は同レベルである。

ゲティにとっては孫の命に払う金はなくても、美術品に払う金はあり、誘拐犯たちにとって、富豪の孫はただの金づるでしかなく、耳を切り落とすことなど珍しいことではない。



むしろ、ロマン・デュリスが演じた誘拐犯チンクアンタの方がゲティよりも人情や優しさを感じたところに、富豪への皮肉が感じられる



さらに、最後まで身代金の支払いを渋り、値下げまでさせたゲティは家族からも敬遠されてしまう

しかし、ゲイルとともに誘拐犯と交渉し、犯人捜しに尽力したフレッチャーは、最後にゲイルから「彼は家族よ」と言われる

家族とは、血のつながりだけではないのだ。



ラストシーンで暖炉の前にいるゲティは、マリアの絵を眺めながら亡くなっていくが、これはオーソン・ウェルズの「市民ケーン」のラストシーンと同じである。

「市民ケーン」は新聞社を設立した富豪の孤独で空虚な人生を描いたものである。

「暖炉の前でマリアの絵を眺めるゲティ」は、リドリー・スコットが「ジャン・ポール・ゲティの孤独で空虚な人生」を表したものなのだ。

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自分で稼いだ金をどう使うかは、その人の自由だ。

しかし、その金を私腹を肥やすことだけに使っていたのでは、恨みを買うだけで、誰も寄ってこない。

結局、孤独な晩年を過ごすことになってしまう



世界中の金の多くを1%の富裕層が握り、残りの99%が貧困に陥ることが、近年問題視されているが、その理由は富裕層の金の使い方に問題がありそうだ。

ローマ帝国が栄華を誇りながらも衰退したように、巨万の富を築いてもいつかは衰退する時がやってくる。

そして、最後に孤独を感じながら一生を終えるのなら、命を救うことにお金を使って欲しいと思うのは、庶民の平凡な意見に過ぎないのだろうか…。





ゆるめの映画ネタはこちら→「とにかく映画が好きなんです」【別館】

映画のコラムやイベントに参加した話、音楽やご飯ネタなども掲載しています。

この【本館】よりも、もっとユルッとした裏アカです。

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「ロマン・デュリスの偶然の殺し屋」をWOWOWで観た。

たまたま引き受けた仕事が「殺し屋」だったという失業中の男によるちょっと変わった職探しの顛末を描くコメディ映画。

劇場未公開の作品をどこよりも早く放送する「WOWOWジャパンプレミア」の一本。



満足度 評価】:★★★☆☆

失業中で、生活のために仕事をしたいけれど、やりたい仕事が見つからない。

そんな時は、向いている向いていないに関わらず、誰もやりたがらないような仕事をしてみたら、意外と成果があって、次につながっていくことがあるかもしれない。

そんな「仕事」に対して、前向きなパワーを感じる作品で、軽く楽しめる作品だった。



「ロマン・デュリスの偶然の殺し屋」予告編 動画

(原題:Un petit boulot/英題:Odd Job)




オリジナルサウンドトラック:「Un Petit Boulot」

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キャスト&スタッフ


出演者

ロマン・デュリス
…(「パパは奮闘中!」、「ゲティ家の身代金」、「彼は秘密の女ともだち」、「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」、「ロシアン・ドールズ」、「スパニッシュ・アパートメント」など)

〇ミシェル・ブラン

〇アリス・ベレイディ

〇ギュスタヴ・ケルヴェン

〇シャーリー・デュポン


監督

パスカル・ショメイユ
…(「幸せになるための5秒間」、「バツイチは恋のはじまり」など)


2016年製作 フランス・ベルギー合作映画



ロマン・デュリスの偶然の殺し屋



あらすじ


フランスのある田舎町。

工場が閉鎖してしまったため、ジャック(ロマン・デュリス)は失業してしまう。

暇を持て余すジャックに、知人のガルドー(ミシェル・ブラン)が「妻を殺して欲しい」と殺人の依頼をする。

お金が欲しかったジャックは、ガルドーの話を引き受け、彼の妻を殺すと、次の殺人の依頼が舞い込み…。



ロマン・デュリスの偶然の殺し屋2



感想(ネタバレあり)


失業対策が殺し屋!?



現在のフランスでは失業率の高さに悩まされているという。

この映画が製作された2016年のフランスの失業率は10.04%であり、10人に一人が失業中である。

同じく2016年の日本の失業率が3.12%であり、日本の約3倍という数字を見れば、フランスにおける失業率の高さがよくわかる。

(参考:世界経済のネタ帳 フランス、日本、失業率の推移



そんなフランスの「失業事情」が、この映画のベースにある

主人公のジャックの場合は、それまで働いていた工場が経費削減によって閉鎖になってしまう。

その「町にあった大きな工場が閉鎖して失業者が大量にあふれる」という田舎町の風景は、フランスに限らず、世界中のどこの国でもよく見られる話だ。

この映画では、そんな失業中に人たちに「一風変わった解決方法」を提示している。



ジャックはそれまで工場で働く日々を「単調でつまらない」と思っていたけれど、実際に仕事を失ってみると、生活していけなくなり、やはり、仕事が必要だと思うようになるのだが、だからといって田舎町には工場で働いていた全ての人を受け入れる程の仕事がない。



では、失業者はこれからどうやって生きていけばいいのか。

その失業者問題について描いているのが、この「ロマン・デュリスの偶然の殺し屋」であり、その解決策の一つとして、ジャックが引き受けるのが「殺し屋」なのである



「殺し屋」というのは、発想がちょっと突飛だけれども、それが示すのは「誰もがやりたがらない汚れ仕事」である。

つまり、失業中の男が「誰もがやりたがらない汚れ仕事」を引き受けることで、彼自身の生活が変わっていくことをこの映画は描いているのである。



そう思ってこの映画を観ていると、「仕事をする」ということに対して前向きになり、「単調でつまらない日々」がどれだけ恵まれていることなのかがわかるようになってくるのである。



ロマン・デュリスの偶然の殺し屋4


「殺し屋」になってめぐってきた運



ジャックが殺し屋を引き受けたのは、はじめはお金のためだった。

お金が欲しくて知人ガルドーからの「妻を殺して欲しい」という依頼を引き受けてしまう。



そして、それがうまくいくと、ガルドーから次々と「暗殺依頼」が舞い込むようになる。



そうして、ガルドーの依頼を次々とこなしているうちに、ジャック自身の運が開けてくるようになる

仕事を受けた時は失業者だったジャックだったが、受けた直後に友達トムの紹介でガソリンスタンドの職が決まる。

そして、さらに仕事を重ねていくと、殺人容疑で疑われた時に行った警察でアニタと出会い、やがて恋人同士になる。



また、トムと一緒に働いていたガソリンスタンドは、トムと共同で買収することになり、ジャックはトムと共に経営者になる。

そうしてジャックは、かつて工場で働いていた時のように「単調な日々」を送り始めるようになる。

しかし、同じ単調な日々でも、工場で働いていた時はつまらなかった日々なのに、ガソリンスタンドを買収した現在は充実した日々になっているのである。



アニタと出会ったのも「殺人」の仕事を引き受けたことで活動の幅が広がったからだし、トムと共にガソリンスタンドを買収したのも、「殺人」の仕事で稼いだ金が元手になったからである。

どちらも、「殺人」の仕事を引き受けたからこそめぐってきた運なのである。

だからこそ、人生はいつ何が起きるかわからないのである。


ロマン・デュリスの偶然の殺し屋5


「どんなことも断らない」というオープンマインドが運を開く



そもそも、なぜ、ジャックにはそんな風に運が舞い込んでくるんだろうか。



それはジャックの「オープンマインド」にあると思った。

とにかく「来るものは拒まず」で、どんな仕事も受けてしまう

ドイツだろうが、スペインだろうが、仕事があれば出向く。

ときには、計画通りにいかず、予想通りの結果にならないこともあるけれど、それでも、めげずに次へと進む。



私は、そんなジャックの「断らないノリ」を観ていて楽しかった。

普通なら、なんだかんだと文句を言ってやりたくないアピールをするような仕事も、あまり深く考えずに「まぁ、なんとかなるだろう。とりあえずやってみるか」ぐらいに思っている。

それが、たとえ「殺人」という仕事であってもだ。



そんなジャックが、どんどん汚れ仕事を引き受けていくうちに、生活の活動範囲が広がり、運が開けていくのを観て「オープンマインド」っていうのは、幸運を呼び込むものなんだなぁと思うようになった。



ロマン・デュリスの偶然の殺し屋3


殺し屋とは、誰もやりたがらない汚れ仕事



私もこれまで様々な仕事をしながら生きてきたけど、どの仕事が自分に一番向いていたのかなんて、いまだによくわかっていない。

しかし、この映画を観ていると、仕事とは、自分が向いている向いていないを考えて選ぶものではなく、もしも、仕事がないのなら、たとえそれがどんな汚れ仕事であっても、「とりあえずやってみる」ということがあってもいいのではないかと思った。



この映画は、そのなかで「殺人」を推奨しているわけではなく、それは「だれもやりたがらない汚れ仕事」の比喩であって、その「だれもやりたがらない仕事」をしている中で、次第に本当にやりたいことが見えてくることもあるし、恋人に出会う可能性だってある

とにかく動いたらいいのではと提案している。



失業中だからといって、家の中に閉じこもって腐っていても、人生は何も動かないのだ

外へ出て、人と会い、会話をする中で、時には仕事の依頼を受けることもあるし、それが向いている向いていないに関わらず受けてみれば、思わぬ成果があって、それが次の仕事を呼び込み、やがて運が開けてくる。



本気で失業に悩んでいる人からしたら、ちょっと能天気な話のようだけど、「何もやらないよりはまし」ということだってある

時間があるなら、外へ出て人と会うだけでもいい。

家の中でじっとしていても、仕事が勝手にやってきてドアをノックしてくれるわけではない。



また、ジャックを演じているロマン・デュリスには、のらりくらりとした感じが良く似合う。

彼の「なんとなくうまくいっちゃった感」がとても良かった。



この映画は、コメディタッチでフランスの失業事情を描きつつ、ちょっとした自己啓発ものだった。

そこに、フランスの地方の田舎を感じることもできたし、ちょっとした拾い物だった。






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ロマン・デュリス主演のフランス映画「彼は秘密の女ともだち」をWOWOWで観た。

女装をすることが喜びになった女装男子と、イキイキとした彼に次第に惹かれていく女性の物語。

満足度 評価】:★★★★☆

「リリーのすべて」のソフトバージョン。女装男子が自分を見出して幸せになるまでのお話。

本当に自分に素直に、「自分らしく生きていくことの難しさ」と「人間の多様性」について考えさせられた作品。

いや~。面白い映画だったなぁ。最初から最後まで目が離せなかった。

出演ロマン・デュリス、アナイス・ドゥムースティエ、ラファエル・ペルソナ

監督・脚本:フランソワ・オゾン 2014年製作 フランス映画


「彼は秘密の女ともだち」予告編 動画

(原作:UNE NOUVELLE AMIE/ 英題:THE NEW GIRLFRIEND)




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あらすじ


幼い頃からの親友ローラを失ったクレール(アナイス・ドゥムースティエ)。

しばらく、何も手につかない状態だったが、彼女のお葬式で「一生、ローラの夫ダヴィッドと子供の面倒を見る」と誓ったクレールは、夫ジル(ラファエル・ペルソナ)にもススメられ、ローラの家を訪ねる。

すると、そこには、観たことのない女性の後ろ姿が…。

その人に声をかけると、彼女は、ローラの夫ダヴィッド(ロマン・デュリス)だった…。

彼は秘密の女ともだち

感想(ネタバレあり) 自分らしく生きている人の美しさ


本当に輝いている人は、「自分らしく生きている人だ」といつも思う。

常に、自分がやりたいことや、目標をしっかりと見定め、それに向かってしっかりと歩んでいる人。

そういう人は、美しく輝く人だと思うし、自分もそんな風に生きていきたいなと思っている。

この映画の主人公ダヴィッドにも、同じことを感じた。

ダビッドは、女装が趣味の男性だ。

初めは興味本位で始めたことがったが、妻のローラがなくなり、赤ちゃんがママを恋いしがったことから、ママの振りをするようになり、本格的に女装をするようになった。

それ以来、ダヴィッドはイキイキと輝き始めて行くのが良く分かる。

お化粧の仕方はもちろん、立ち姿から歩き方まで、全てにおいて「女性らしさ」を追及している。

その探求心には、女性の私も「見習わなければ」と思わされるところがたくさんあった。

背中のムダ毛処理とか!!(笑)

そして、ダヴィッドの笑顔はキラキラと輝き、そのダヴィッドと一緒にいるクレールも影響されるようになる。

彼は秘密の女ともだち2

日常に何かが足りないOLのローラ


そのローラの親友クレールは、普通のOLだ。イケメンで立派は旦那様もいる。

しかし、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた親友のローラがいなくなって以来、喪失感を抱くようになった。

「何かが物足りない」とはいえ、夫に不満があるわけでもない。

そこへ現れたのは、ダヴィッドが女装したヴィルジニアだった。

ヴィルジニアはローラがいなくなった穴を埋めてくれる存在だった。

一緒にカフェでおしゃべりをし、買い物をして、映画を観る。

はじめは、ヴィルジニアがローラの代わりをしていたように思う。

そして、クレールはヴィルジニアに影響を受けて、今まで着たことのないような服を着たりして、再び人生が輝き始める。

彼は秘密の女ともだち3

友情が愛情に変わる時


しかし、クレールとヴィルジニアの楽しいだけの時間は終了する。

お互いが求め合い、必要とするようになり、「愛し合う」ようになる。

この微妙な心境の変化を描写するのが、この映画は非常にうまいと思う。

全てのシーンにおいて、ドキドキしてしまう。

クレールはローラを求めているのか、ヴィルジニアを求めているのかで混乱し、自分の感覚がおかしいのではないかと葛藤する。

そして、ヴィルジニアもクレールを愛する女性としてみるようになってしまったことで、ヴィルジニアからダヴィッドに戻る決心をする。

ところが、結局二人がお互いを求め合う気持ちが抑えきれず、目の前にある「常識」や「理性」、「偏見」の壁を超えて、本当の自分自身と出会えた時、ヴィルジニアは交通事故に遭ってしまう。


彼は秘密の女ともだち4

「カミングアウト」して自由になる生き方


おとぎ話では、「眠れぬ森の美女」が王子様のキスで目覚めたように、

ヴィルジニアを目覚めさせたのは、クレールのカミングアウトだった。

あらゆる障壁を取り除き、「自分らしくあること」が何かに気付いたクレールは、必死の思いでヴィルジニアを目覚めさせる。

もちろん、その障壁を取り除くのは一瞬にできることではなく、それからも長い時間がかかったはずだ。

最後に、「7年後」の映像がある。

それは、彼らの周りを取り巻く全ての偏見を取り除き、2人が社会的な地位を得るのに7年かかったということだと思った。

男性が女装をしても、その人が女性を愛しても、また、彼を愛する女性がいても良い。

全ての人間には、多様性の自由がある。

最後に、三人が手をつないで歩く後ろ姿に心が温かくなる希望を感じた。



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ロマン・デュリス主演の映画「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」をWOWOWで観た。

スパニッシュ・アパートメント」、「ロシアン・ドールズ」に続く、セドリック・クラピッシュ監督によるシリーズ第3弾。

前作から8年。ウェンディと結婚し、2人の子供に恵まれた40代のグザビエが、離婚し、NYへ移住して人生を再出発することに…

満足度 評価】:★★★★☆

ちょうど主人公のグザビエたちと同世代の私は、彼らと一緒に成長しているような気分でこのシリーズを観ていた。

人生いろいろあるけれど、大丈夫。きっと、なんとかなるさ。そう思える映画だった。


「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」予告編 動画

(原題:CASSE-TETE CHINOIS/英題:CHINESE PUZZLE)




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キャスト&スタッフ


出演者






監督

セドリック・クラピッシュ
2013年製作 フランス、アメリカ、ベルギー合作映画




あらすじ


作家のグザビエ(ロマン・デュリス)は、学生時代にスペインに留学した時に知り合ったウエンディ(ケリー・ライリー)と結婚し、2児のパパである。

ある時、NYへの出張から帰ってきたウエンディから「離婚して欲しい」と言われてしまう。

まさに、青天の霹靂だったグザビエだったが、子供と離れて暮らすことに耐えられず、NYへの移住を決意。

しかし、観光ビザで就職もしていないグザビエは、すぐにでもアメリカ人と結婚し、就職先を探さなければならず…。


映画「ニューヨークの巴里夫」


感想(ネタバレあり)


迷いだらけのグザビエの人生に共感


スパニッシュ・アパートメント」、「ロシアン・ドールズ」ときてシリーズ3作目。

主人公のグザビエは私と同世代。

だからなのか、彼の迷いだらけの人生がよくわかる。

いつも、これでいいのか、間違っていないかと思いつつも、結構大胆に行動してしまう。

この「ニューヨークの巴里夫」の場合もそう。

離婚してウエンディと子供たちがNYへ行ってしまうと、自分もいきなりNYへ飛んでしまうし、中国系アメリカ人の女性といきなり結婚したり、イザベルに精子提供してみたり。

「いいじゃん」と思ったことは、とりあえず、何でもやってしまう。

そんなグザビエの「カオス」な生き方が、このシリーズの面白さ。


映画「ニューヨークの巴里夫」

カオスな人生だから、舞台はカオスな街NY


カオスといえば、NYはカオスそのものだ。

白人、黒人、中国人、スパニッシュもいるし、グザビエはフランス人だ。

外国人ばかりが暮らすこの街で、車も渋滞するし、地下鉄は満員電車。

人々はイライラしてケンカする。

でも、そんなカオスの街、NYがグザビエのカオスな生き方にピッタリ。

この3部作の結末の舞台をNYにしたのもすごく納得がいく。


映画「ニューヨークの巴里夫」

離婚、子供、偽装結婚に、新しい恋…??


なぜ、グザビエの人生はそんなカオスなことになってしまったのだろうか…。

40歳、作家のグザビエはイギリス人のウエンディと結婚。子供2人。

そこまでは良かった。

しかし、ある時、突然ウエンディから離婚を宣告されてしまう。

そこから、彼の人生はカオスに。

スペインへ留学した時に知り合ったレズビアンのイザベルに精子を提供して3人目の子供が誕生。

ウエンディから離婚されるも、2人の子供に会いたくて、いきなりNYへ移住。

しかし、観光ビザでは住むことができず、中国系アメリカ人の女性と偽装結婚。

就職もしなきゃいけないから、バイク便の仕事を始め、その間に作家作業も継続…。

ようやくNYに落ち着いたかなと思った頃、一番最初の恋人、マルティーヌと再会。

マルティーヌを再び女性として意識し始め、めでたく恋人同士に…。

いやーーーすごいわ。グザビエの中は、いろんな人生てんこ盛り。

映画「ニューヨークの巴里夫」

短い人生だから、「今」を大切に生きる


私は、そんなカオスの街で、そんなに複雑に絡み合ったカオスな人生を生きているグザビエを見てて思ったのは、「今」という瞬間を大切に生きているということ。

悪く言えば「行き当たりばったり」だけど、そんな毎日を楽しんで生きている。

イザベルに精子を提供したのも、思いつきでNYへ行ってしまったのも、まさに行き当たりばったりだけど、結果として家族が増えたり、新しい出会いがあったり、良い方向へ動いている。

だから、そんなグザビエを見ていると、「人生なんとかなるもんだな」って思ってしまうの。

「決して後ろ向きにならずに」、「前向きに楽しむ」っていうことを忘れさえしなければ。

人生楽しまなきゃ損だよね。

この映画を観ながら、つくづくそう思った。

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・第二弾「ロシアン・ドールズ
社会人になって5年。結婚を考えるお年頃を迎えた男子の心の揺れを描く。

迷って失敗しても次がある!カオスな街NYでカオスな人生を生きる主人公に共感!






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ロマン・デュリス主演の映画「ロシアン・ドールズ」をWOWOWで観た。

青春群像劇「スパニッシュ・アパートメント」から5年。その後の彼らについて描く。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

かつて、自分も過ごした時期だから、分かるなぁ~と思うこともたびたび。

人生は、失敗と後悔を繰り返して成長するんだなとしみじみ思った。

主演ロマン・デュリスケリー・ライリーオドレイ・トトゥセシル・ドゥ・フランス

監督セドリック・クラピッシュ 2005年 フランス、イギリス合作映画

「ロシアン・ドールズ」予告編 動画

(原題:LES POUPEES RUSSES/英題:RUSSIAN DOLLS)





あらすじ


スパニッシュ・アパートメント」から5年。

パリで作家として仕事をするグザビエ(ロマン・デュリス)だったが、その肝心な仕事内容と言えば、「自叙伝を書きたい」という人から話を聞いて、文章を起こすゴーストライターの仕事ばかりだった。

プライベートでは、かつての恋人マルティーヌ(オドレイ・トトゥ)に会うが、恋愛感情を持つ関係にはなれず、いろんな女性と会っては分かれる生活を繰り返していた。

そんな中、テレビドラマの脚本を英語で書く仕事の依頼を受けたため、共に作業をしてくれるイギリス人のライターを探していたところ、以前スペインで共同生活をしていたウエンディ(ケリー・ライリー)が脚本家であることを知る。

ロシアン・ドールズ


感想(ネタバレあり) 社会人になって5年。結婚を意識するお年頃


確かにこの年頃はそんな感じだったなぁと思いながら観た作品だった。

前作「スパニッシュ・アパートメント」から5年。

社会人として働き始めてからも5年。

社会人としての生活にも慣れてきたころ、そろそろ「誰と結婚するか」について考えるお年頃。

好みのタイプが「絶対的な見た目の美しさ」よりも、「居心地の良さ」に移行していく彼らの揺れる男心が描かれる。


ロシアン・ドールズ6

結婚相手を探すのはマトリョーシカのようなもの


タイトルの「ロシアン・ドールズ」とは、日本では「マトリョーシカ」のこと

恋人選びとは、大きな人形から開けていって、最後の一番小さな人形を探すマトリョーシカと同じだと、主人公のグザビエが言ったことことからきている。

その言葉を裏付けるように、この映画にはグザビエの様々な恋人が登場する。

元恋人のマルティーヌや、マルティーヌにプレゼントする服を選んだ店で出会った売り子さん、自叙伝を出したいと言っている金持ちのお嬢さん、そしてウェンディなどなど。

グザビエは、彼女たちと出会って、付き合って、ケンカして、別れるという行動を繰り返す。

その間、いつまで経っても見た目に美しい人についつい目がいってしまう癖が治らないところにリアリティがあって笑える。

ロシアン・ドールズ4

次はうまくいくと思っても、そうはいかないのが人生


なるほど。確かにグザビエの言う通り、恋愛も人生も、マトリョーシカみたいだよね!!と思った。

今度こそ、うまくいくはずと思って開けてみるけど、やっぱりうまくいかず…。

本当に、人生ってそんな失敗と後悔の繰り返しだよねと思いながら、この映画を観ていたからだ。

何も考えず、何も学ばず、何もしなければ、どんどん時間だけが過ぎていく。

どんなにマトリョーシカを開けても、芯にはたどり着かない。

同じ失敗を繰り返すこともあるし、何も学ばずに前に進んでしまったり、すごくゆっくりと進むこともあるかもしれないけど、マトリョーシカを開けるみたいに、「次は何が起きるんだろう」と思いながら、人生の扉を開けることがとても大切なのだ。


ロシアン・ドールズ5

「見た目の美しさ」から「居心地の良さ」へと成長していく姿


と言いつつも、私はまだマトリョーシカ芯にいる一番小さな人形には出会えていないけど、この映画の主人公グザビエは、最終的に「圧倒的な見た目の美しさ」よりも、「心から一緒にいたい」と思えるウエンディを選ぶ

グザビエは社会人になってから5年。

20代後半になり、ちょうど結婚を意識する年頃だ。

きっとこの頃は、男性が「つい」足のきれいなお姉さんばかりを追いかけてしまう癖から卒業するお年頃なんだろうか。

そんな「見た目ばっかり」のグザビエにイラつくウエンディの気持ちが良く分かる

自分にとって、最後の女性はウエンディだ!と思うグザビエの気持ちが色あせないといいけど…と思いながらラストシーンを観た。

このセドリック・クラピッシュの青春三部作、次の「ニューヨークの巴里人」では、このグザビエとウエンディの関係がどんな風に変化しているのか、観るのがすごく楽しみだ。


ロシアン・ドールズ3

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若さいっぱいの青春映画。スペインに行きたくなる留学したくなる作品。

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ロマン・デュリス主演、セドリック・クラピッシュ監督の映画「スパニッシュ・アパートメント」をWOWOWで観た。

フランス人の大学生の青年がスペインへ留学し、他国の学生たちとアパートをシェアして生活する様子を描く青春映画。

【満足度評価】:★★★★☆

この映画は、公開当時に観て好きだなぁと思い、久しぶりに観たらやっぱり好きだった~

「スパニッシュ・アパートメント」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:L' AUBERGE ESPAGNOLE/THE SPANISH APARTMENT)





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あらすじ


パリの大学院生のグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、今後の就職も考え、経済を学ぶために、恋人のマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)を置いて、スペインのバルセロナへ留学する。

当初、住む予定だった家に住む場所がなく、その代わりに探し当てたのは、彼と同じくヨーロッパの各地からバルセロナへ留学している学生たちがシェアしているアパートメントだった。


スパニッシュ・アパートメント


感想(ネタバレあり) 若さがギッシリのアパートメント


この映画の何が良いって、そのグザビエが住むことになったアパートメントをシェアしている人たちが良い。

ドイツ人、イギリス人、デンマーク人、イタリア人、スペイン人…etc.

彼が、とにかく勝手で自由なの。

全然、他人のことを気にしない。

初めは、ドイツ人をリーダーにしてルールを決めるんだけど、それがどんどん崩れちゃって、結局守られないルールになっちゃったりして(冷蔵庫が良い例)

同じアパートに住んでいるのに、みんな自由でやりたい放題。

でもね、それが、まさに「THE 若さ」なのよ!!

学生時代の留学という輝かしい瞬間、その「若さ」を思う存分謳歌している感じがすごく良い!!

スパニッシュ・アパートメント3

みんな勝手!!その勝手こそが、若さ!!


その、彼らの勝手っぷりをご紹介すれば

主人公のグザビエ。

彼には、オドレイ・トトゥ演じるマルティーヌという、超かわいい恋人がパリにいるわけ。

しかし、にも関わらず、彼はバルセロナで同じくフランス人の人妻アンヌ=ソフィと浮気をするんだよね。

すると、当然、パリとの遠距離恋愛をしているマルティーヌとは疎遠になり、怒ったマルティーヌは「結婚するからあんたとは別れる」と言いだす。

ちなみに、グザビエの浮気はばれていないけど、まさに、これは「女の勘」

それで、グザビエは激怒してパリへ。

話は平行線のまま、バルセロナへとんぼ返り。

スパニッシュ・アパートメント4

「若さ」のエッセンスたっぷりの青春映画


でもね、これ、本当はマルティーヌがグザビエの愛を試すための嘘で、すごく勝手なんだけど、グザビエも、自分は不倫をしておきながら、マルティーヌに激怒するのも、かなり勝手。

しかしだ。

そのマルティーヌがグザビエの愛を試すのも、グザビエが自分のことはさておきマルティーヌに激怒するのも、「若さ」ゆえなんだよねぇ。

もう、大人になったらそんな遊びには付き合ってられないから、即別れちゃうよね(笑)

そんな「若さゆえ」のエッセンスがいっぱい詰まっている青春映画なんだなぁ。

スパニッシュ・アパートメント2

出演者は、ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、監督はセドリック・クラピッシュ


主人公のグザビエを演じるのは、ロマン・デュリス

代表作は、この「スパニッシュ・アパートメント」から始まる青春三部作。

なんだろなぁ。

このいい加減で適当な感じが良いんだなぁ。この人は。

多分、普通の人たち20人の中に混じっていたら、全くカリスマがないからバレない感じ。

その親近感が、このロマン・デュリスの良さだと思う。

他の出演作には、「ゲティ家の身代金」、「ロマン・デュリスの偶然の殺し屋」、「ロシアン・ドールズ」、「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」

スパニッシュ・アパートメント5


グザビエの恋人には、オドレイ・トトゥ

本当にかわいいよね。この人は。

「アメリ」で大ブレイクした彼女は、それ以降、フランスを代表する女優の一人。

ロマン・デュリスと同じく、「スパニッシュ・アパートメント」をはじめとする青春三部作に出演。

他の出演作には、「テレーズの罪」、「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」、「ロシアン・ドールズ」など


スパニッシュ・アパートメント6


監督は、セドリック・クラピッシュ

登場人物が多い群像劇を得意とする監督で、この「スパニッシュ・アパートメント」をはじめとする青春三部作が代表作。

他の出演作には、「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」「ロシアン・ドールズ」「猫が行方不明」など


スパニッシュ・アパートメント7

グザビエは、本当に成長したのか…


結局、グザビエはスペインで青春の中で最高の瞬間を過ごし、パリへ帰る。

そこで、マルティーヌが嘘をついていたこを知るけど、ヨリを戻すこともなく。

そして、親の望む通りに就職するんだけど、本当にやりたいことを見つけてしまった彼は、留学してまで手に入れた職場を辞めてしまう。

彼は、留学して、一つ成長し、大人への階段を上がり始めたところで、物語は終了する。

さて、本当に彼は成長したのか。

次の「ロシアン・ドールズ」で確かめたい(笑)



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