テレンス・スタンプ主演の映画「アンコール!!」をU-NEXT で観た。

合唱団に参加することで救われる人々の姿を描いた感動作。


満足度 評価】:★★★★☆

72歳の頑固爺さんが、長年支えてくれた妻に感謝の気持ちを伝えたいが、口下手な彼は伝えることができず、妻の大好きな歌に想いを込める‬。

そのテレンス・スタンプが歌う場面が本当に感動的で、その想いに心を強く打たれた‬。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『アンコール!!』予告編 動画

(原題:Song for Marion)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月11日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年10月1日 感想を掲載。

現在、ネット配信で販売中。



見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「アンコール!!」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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キャスト&スタッフ


出演者




…(「60セカンズ」など)


監督

〇ポール・アンドリュー・ウィリアムズ


2015年製作 イギリス映画



映画「アンコール!!」


あらすじ


72歳のアーサー(テレンス・スタンプ)は、気難しくて偏屈な頑固爺さん。

しかし、妻のマリオン(ヴァネッサ・レッドグレイブ)だけには甘えてしまうツンデレタイプ。

そんな性格のせいか、息子のジェームズ(クリストファー・エクルストン)とも、対立してばかり。

ところが、ある日、マリオンの病気が再発してしまい、余命わずかだと宣告されてしまう。

マリオンは身体がつらいはずなのに、それでも合唱団の練習には楽しそうに通い続けていた。

合唱団を指導するエリザベス(ジェマ・アータートン)は、合唱コンクールにエントリーすることを決め、その選考会でマリオンが歌っている姿を見たアーサーは、その歌声に感動してしまい…。



映画「アンコール!!」テレンス・スタンプ




感想(ネタばれあり)


昭和の頑固おやじ「歌なんて歌ってられるか!」


とても個人的なことだけれど、数ヶ月前、高齢の父が病気をしてしまい、入院してしまった。

近々退院をする予定なのだけど、退院後もリハビリに通わせたくて、地域のケアプラザにリハビリの受け入れ先を探してもらっている。



その中で、父が頑なに嫌がっているのが「歌を歌ったり、ゲームをしたりするデイサービス」だ。

たとえ、一日の工程の中にリハビリテーションが含まれていても、その後に歌やゲームがあるようなデイサービスには行きたくないと言う。

昔から、合唱団に通ったりした人はきっと楽しんで参加するのだろうけれど、父は痴ほう症になっているわけでもなく、「そんなものは男がすることじゃない」というプライドというか、頑固さがあって、その場にいても楽しめないんだろうと思う。



だから、この映画の中で、アーサーが合唱団のことを頑なに嫌がるのも分かる気がした。



たとえ、愛する妻のマリオンが、身体がしんどいのにも関わらず、楽しそうに合唱団に通っている姿を見ても、その妻の気持ちが理解できない。

その一方で、きっとマリオン本人は、アーサーも一緒に楽しんで欲しいという思いがあるんだろうけれど、その思いを強要せず、送り迎えだけ頼んでいるのは、そんなアーサーの気持ちを理解しているからだろう。



とはいえ、偏屈で頑固なアーサーの気持ちを理解できるのはマリオンだけで、アーサーはマリオンを通じて社会とつながっている

だから、マリオンを通さずに息子のジェームズと会話しても、すぐにケンカになってしまう。



私の父もそうなのだけど、アーサーが合唱団に入れないのも、マリオンを通じてしか社会とつながれないのは、愛情表現がへたで、口下手だからだ。

歌を歌うことに対して「気恥ずかしい」という思いがあって、照れ隠しのように「歌ってられるか」と言ってしまう。



この映画では、そんなアーサーが、「歌」によって救われていく姿を描いている



映画「アンコール!!」テレンス・スタンプ2



感情を込めて歌った歌は人を感動させる


きっかけは、妻のマリオンが合唱コンクールの選考会で歌った「トゥルー・カラーズ」だった。

この「トゥルー・カラーズ」は、シンディ・ローパーの歌だが、合唱団用に、マリオンのソロをメインにしてアレンジしているものだった。

その「トゥルー・カラーズ」は、「私はあなたの本当の良さを理解しているから大丈夫よ。だって私はあなたのことを愛しているから。」という思いを歌ったもので、それは偏屈なアーサーを愛しているマリオンにピッタリの歌だった。





その歌を、マリオンがアーサーを見つめながら歌っているのを聞いて、アーサーはとても感動する。

けれど、素直にマリオンに対して「感動したよ」とは言えない。

しかし、そんな素直じゃないところも含めてマリオンはアーサーを理解し、愛していた。



私も、前からシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」は好きだったけれど、「こんなにいい歌だったのか!!」と改めて思い、感動した場面だった。

たとえ、周りの人たちが理解できなくても、私はあなたのことを理解しているし、他の人が知らない良いところをたくさん知っている。

それこそが「愛なんだ」と感じさせてくれ、とても感動した場面だった。



アーサーは、この時の感動をきっかけに「歌は人を感動させるものだ」と知り、音楽に興味を持ち始める。



映画「アンコール!!」ヴァネッサ・レッドグレイブ



心の支えを失ったアーサーが吸い寄せられた「歌」


しかし、そんなアーサーの唯一の理解者だったマリオンも亡くなってしまう。

そして、マリオンを失い、アーサーは改めてその偉大さに気付かされ、大声を出して泣いてしまう。

息子との仲もうまくいっていない彼は、マリオンを亡くした途端に孤独になってしまうのだ。



そうして、吸い寄せられるように、マリオンのいない合唱団に通い始める。

そこで、アーサーは合唱団を指導しているエリザベスに誘われて歌い始めるのだが、そこで気付いたことがある。



「歌」とは、普段、口にはしにくいことを伝えるのにピッタリなのだ。

アーサーのように口下手な人にとって、「歌」なら、普段、言いにくいことを言えてしまうのだ。



そのことに、マリオンが生きている時に気付けば良かったのだけど、きっとマリオンが生きている間は合唱団に参加するなんてできないだろうから、そこがアーサーの難しいところであり、そこで、アーサーは亡くなったマリオンに、生前言えなかった思いを込めて「愛」を歌うのだ。



映画「アンコール!!」ジェマ・アータートン



音楽には人を救う力がある


アーサーにとって、世界の中心にはマリオンがいた。

そのマリオンが亡くなって、アーサーの世界は真っ暗になってしまった。

そして、アーサーは改めてマリオンの偉大さに気付くのだ。



この映画は、その偉大なマリオンを亡くしたアーサーが歌と出会って、再び人生を取り戻すまでを描いた作品だった。



今まで、人に感情を伝えることが苦手で、息子と衝突を繰り返していたアーサーも、その息子に歌う姿を見せることで、息子との仲も修正していく。



私は、ラストでアーサーが歌っている姿を見て、「歌」というのは、うまい下手よりも、どれだけ感情が込められているかが大事なんだと改めて思った。

そこはさすが、大ベテラン俳優のテレンス・スタンプだから、感情たっぷりにマリオンへの愛を歌うのだ。

歌詞の一つ一つにアーサーの思いがとても丁寧に込められていて、本当に感動して、私は号泣してしまった。



辛いことがあって落ち込んでいる時、私は音楽を聴いたり、ライブに行って叫んだりする。

音楽には、人を救う力があるからだ。



目の前が真っ暗で、人生が絶望的だと思っても、音楽はいつも変わらず、私たちを励ましてくれる。

だからこそ、音楽は素晴らしく、人々は音楽を求め、この世からなくなることはない。

そんな「音楽の力」を感じた作品だった。





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