とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ヴァンサン・ペレーズ



ロマン・ポランスキー監督の映画「告白小説、その結末」を試写会で観た。

ベストセラーを執筆後、書けなくなってしまった小説家がファンの女性と出会ってから起きる奇妙なできごとを描いたサスペンス。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

小説家の「書けない」という恐怖を描く、奇妙で不可思議なサスペンス。

スティーヴン・キングの「ミザリー」に似ているけど、こちらはもっと精神分裂症気味な作品。

そこがポランスキーらしさであり、この映画の面白さだった。



「告白小説、その結末」予告編 動画

(原題:D'apres une histoire vraie)




更新履歴・公開情報

・2018年6月10日 試写会にて鑑賞。

・2018年7月5日 感想を掲載。

現在、公開中。劇場情報は、下記公式サイトより。
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キャスト&スタッフ


出演者

〇エマニュエル・セニエ


…(<出演>「7デイズ」、<監督・脚本>「ヒトラーへの285枚の葉書」など)


監督

ロマン・ポランスキー
…(「ゴーストライター」など)


2017年製作 フランス、ベルギー、ポーランド合作映画



告白小説、その結末



あらすじ


心を病んで自殺した母親の実話を綴った小説により、ベストセラー作家となったデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、次回作が書けずに悩んでいた。

そんなデルフィーヌの前に現れた熱狂的なファンの女性エル(エヴァ・グリーン)に支えられ、共同生活を始めるようになるが、エルの壮絶な人生を知り、デルフィーヌは彼女の人生を小説にしようと考えはじめる。

すると、デルフィーヌの身の回りで奇妙な出来事が起き始める…。



告白小説、その結末2



感想


この映画の感想については、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものを紹介します。



告白小説、その結末 (2017)


★★★☆ [70点]「書けない作家の苦悩の果てに」



なかなかポランスキーらしい奇妙な映画だった。

でも、小説家の頭の中というのは、こういうものなのかもしれないなと思った。



人気小説家デルフィーヌはスランプで、なかなか新作が書けない。

そんな彼女の目の前に熱心なファンだというエルが現れ、彼女と親しくなったデルフィーヌはエルと共同生活を始める。

そして、デルフィーヌはエルの波乱万丈な人生を知り、彼女の物語を小説にしようと考える



この話は、映画化もされたスティーヴン・キングの「ミザリー」によく似ている

書けない作家にとって、熱烈なファンからの新作への期待値の高さは相当なプレッシャーであり、それが続くと、やがて精神面が崩壊していく。

この映画では、その「作家の恐怖」がある怪物を生み出してしまうという話だった。



そもそも、デルフィーヌは自殺した母の実話を書いて人気が出た作家である。

実話には人々を説得する力があり、多くの人の心を引き寄せる。

そのため、デルフィーヌは「魅力的な実話」を探していたのだ。



しかし、波乱万丈な人生を送る人など、身の回りにそういるものでもない。

その中で、デルフィーヌは激動の人生を送った人に会いたいという思いが強くなり、その思いがエルと引き合わせる。



「ミザリー」と、この映画を観て思うのは、作家にとって理想的なファンとは、自分が書いたものに対して、時には厳しいことも言い、的確なアドバイスをし、ネタを提供してくれる人なんだなと思った。

もちろん、そんな都合のいいファンなんているはずもなく



ということは、エルとは幻想なのか…??

なんとも精神分裂症的な話だったけれど、それこそがとてもポランスキーらしいと思った



Posted by pharmacy_toe on 2018/06/12 with ぴあ映画生活




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エマ・トンプソンブレンダン・グリーソン主演の映画「ヒトラーへの285枚の葉書」を映画館で観た。

第二次世界大戦のベルリン。

戦争で息子を殺された中年夫妻が、ペンと絵葉書を使い、ナチスを批判し続けた実話の映画化。



満足度 評価】:★★★★☆

仕事をしている人なら、職場での会議の時や、学生なら、クラス全員が参加する学級会の席など、日常生活の中で「それは、間違っています。考え直しませんか?」と言うことが、とても難しい時がある

そんな時、「明らかに私の意見が正しいけど、面倒だし、早く終わりたいから、ここは黙っておこう」と思うことがある。

しかし、そんな『面倒』を通り越し、どうしても意見を言わなければならない時もあって、そういう時は、相手が大きければ大きい程、強いパワーが必要とされる。

この映画では、『息子を殺された苦しみ』を正義を貫くパワーに変え、ナチスに立ち向かって行った夫妻の実話が描かれている。


「ヒトラーへの285枚の葉書」予告編 動画

(原題:ALONE IN BERLIN)




更新履歴・販売情報

・2017年8月6日 映画館で観た感想を掲載。

・2018年7月1日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVDが販売中。



DVDで観る:「ヒトラーへの285枚の葉書」

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参考「ヒトラーに抵抗した人々 - 反ナチ市民の勇気とは何か」

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キャスト&スタッフ


出演者

エマ・トンプソン
…(「美女と野獣」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「ロング・トレイル!」、「二つ星の料理人」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「パイレーツ・ロック」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」など)

ブレンダン・グリーソン
…(「ロンドン、人生はじめます」、「パディントン2」、「夜に生きる」、「アサシン・クリード」、「未来を花束にして」、「ある神父の希望と絶望の7日間」、「白鯨との闘い」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」など)

ダニエル・ブリュール
…(「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「黄金のアデーレ 名画の帰還」、「コロニア」、「二つ星の料理人」、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」、「誰よりも狙われた男」「ラッシュ/プライドと友情」など)

監督

〇ヴァンサン・ペレーズ


2016年製作 ドイツ・フランス・イギリス合作映画

ヒトラーへの285枚の葉書

あらすじ


1940年 第二次大戦中、対仏戦争で勝利を収めたと戦勝ムードに湧いていたドイツ・ベルリン。

労働者階級であるクヴァンゲル夫妻の元に届いた一通の手紙。

それは、息子の戦死を伝えるものだった。

悲しみに打ちひしがれ、善良で無実の息子を殺すような戦争は間違っていると考えるようになる。

そして、夫のオットー(ブレンダン・グリーソン)は、ナチスを批判する文章を絵葉書に書き、町中の公共施設に起き始める。

やがて、妻のアンナ(エマ・トンプソン)も、オットーの活動を手伝うようになる。


ヒトラーへの285枚の葉書3


感想(ネタバレあり)


「間違っている」ことを「間違っています」と言う勇気


大切に育てた一人息子が、夢と希望を抱いて希望の会社に就職して喜んでいたのもつかの間、過酷な労働に耐えきれず、過労死してしまったとしたらどうするだろうか。

息子の命は、もう帰ってこない。



それでも、相手が大きな会社で勝ち目がなかったとしても、息子が間違っていなかったことを証明するために、その会社を訴えようと思うのではないだろうか。

その時、両親の心を支えるのは、『同じ過ちを他の人に繰り返して欲しくない』という思い。

たとえ誰も味方になってくれなくても、裁判で負けたとしても、『現状を訴え、周りの人たちに知らせること』に、とても意義があるし、『他の人たちを救いたい』という思いが、希望となり、生きがいになる



この映画の主人公であるクヴァンゲル夫妻は、戦争で大切な一人息子を失ってしまった

やはり、彼らも『ナチスドイツが間違っている』と思い、『この悲しみを早く終わらせる』ために

毎日、毎日、匿名のポストカードで『ナチスは間違っている。戦争を終わらせろ!』と訴え続けた

そんな彼らの勇気ある行動に、私は涙があふれ続けた。



現在の平和な国で暮らす私たちですら、「この会社は間違っています」と訴えることがとても難しいのに、

戦時中、周りはナチスを強く信じている人たちばかりの中で

あのナチスドイツを訴え続けた夫妻の勇気はどれ程のものだったか



しかし、彼らはそんなプレッシャーに押しつぶされるどころか、自分たちの反戦運動に生きがいを感じ

ナチスのために生活していた頃よりも、人間らしさを取り戻していくようになる。

やはり、人間は『正しいことをしている時』が、一番イキイキとする時なのではと思う。



ヒトラーへの285枚の葉書5



自分たち以外みんな敵!!の中で行われたナチスとの戦い


クヴァンゲル夫妻は、「ナチスの体制は間違っている」「戦争をいますぐやめるべき」という、

ナチスを批判する文章をポストカードに書き、ベルリン市内のさまざまな公共施設に置き続けた

それは、約2年間の間で、285枚になったという。

しかし、その大多数(9割以上)が、市民によって警察に届けられている。



それは、当時の9割以上の市民が、『ナチスを批判する者は、逮捕しなければならない』と感じ、通報したという結果である。

つまり、多くの市民が、当時のナチスが掲げていた『ユダヤ人を殺せ』『政府批判をするものは殺せ』『戦争で世界征服しよう』というスローガンを何も疑うことなく、強く信じていたということだ。



そんな中、クヴァンゲル夫妻は『誰も味方してくれない』という孤独を感じながらも、ナチス批判をする活動を続けていた

夫妻が誰にも知られないように、そっとカードを置くシーンでは、

それを見ている私まで、なんだか共犯者になったような気分になってドキドキし、一人でも多くの人に、彼らの声が届くようにと思いながら観ていた。



でもきっと、通報した人たちの中にも、そのカードの内容に共感しながらも、『通報しなければ、自分が殺される』という恐怖心から、警察へ届けた人たちもいたはず

それも含めての孤独なのだが、そう思うと、やはり彼らの勇気と意志の強さには頭が下がる



ヒトラーへの285枚の葉書4



ナチスのために働くことが正しいことだと信じていた警部の気づき


当時のベルリンで孤独を感じていたのはクヴァンゲル夫妻だけではない。



小鳥を飼いながら、帰らぬ夫の帰りを待っていたユダヤ人のおばあさん。

そのおばあさんを、家の中に隠そうとした判事。

彼らも、ナチスの「ユダヤ人迫害」を間違っていると思いながら、ひっそりと生活していた。




また、クヴァンゲル夫妻を追い続けた警部(ダニエル・ブリュール)も、捜査をしていくなかで、ナチス幹部の自分勝手で理不尽な態度に疑問を感じるようになっていた。

その警部がクヴァンゲル夫妻を逮捕した時、夫妻はあっさりと罪を認め、なおかつ堂々としていた

その夫妻の態度に警部は打ちのめされる。



夫妻は、息子を失った時に、『もう生きている意味がない』と語っている

彼らには、もうこれ以上失うものがない

だから、堂々としているし、自ら進んで死刑台へと向かうのだ。

彼らが死刑宣告をされた時の晴れやかな顔がとても印象的だった。



その一方で、警部はナチスの行動を間違っていると思い始めていた。

そこで、彼は夫妻のポストカードを改めて読み返し、彼らの言葉に共感し、自ら命を絶ってしまう。

彼らの思いに共感した以上、もう警部としては生きていけないと思ったのだろう。



誰も表立った味方をしてくれなくて、クヴァンゲル夫妻は孤独だったかもしれないが、

ユダヤ人を助けようとした判事や警部たちのようすを見ていると、

カードを見つけて、通報しなかった僅かな人たちも含め、心の奥底では賛同していた人たちは確実にいたし、それが、この映画の正義であり、希望なんだろうと思った。

クヴァンゲル夫妻の思いは、必ず誰かの心に届き、響いている



ヒトラーへの285枚の葉書2



「これは間違っている」と訴え続けることの大切さ


人は洗脳されると感覚が麻痺してしまい、正しいものが正しいと判断できなくなる

この映画では、当時のベルリンで9割以上の国民がナチスドイツに洗脳されていたことになる。

だから、だれもクヴァンゲル夫妻に賛同しないし、後に続かないし、味方しない。



ということは、ナチスのような独裁政権が力を握る前に、『間違っていることは、間違っている』と意見を言い続けることと、その意見を聞き入れる耳を持つことは非常に大切なことなんだと教えられた。



戦争で大切な息子が殺された時に「戦争なんかあるから息子は殺されたんだ」と思うのは、正常な人としての反応だと思うし、「お国のために戦ったんだだから仕方がない」と思うのは、国に洗脳されてしまった人の反応だと思う。

しかし、たとえ、洗脳されてしまったとしても、善良な国民には罪はない

その状態を作り出した戦争と政治に問題がある



「戦争で息子を殺されるという悲しみを、他の人たちの味あわせてはいけない」というクヴァンゲル夫妻の願いは

こうして映画化されることで、世界中に伝えられ、これからも語り継がれていくことだろう。

彼らの闘いは、今も続いている






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ブログネタ
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ダーモット・マローニー主演の映画「7デイズ」をWOWOWで観た。

娘が肺の移植手術を必要としているが、ドナーが現れず、すこしでも移植の順位を上げようと奔走する父親のサスペンス映画。

出演者がとても豪華なのに、この映画の存在そのものを知らず、WOWOWで放送していたことで知り、面白そうだったから観てみた。

満足度 評価】:★★★★☆

内容は衝撃的なもので、もしもこんなことが実際に起きているかもしれないと考えたら、それだけでもゾッとするような映画だった。

「7デイズ」予告編 動画

(原題:INHALE(吸引))





「7デイズ」DVD

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あらすじ


ニューメキシコ州で検事を務めるポール(ダーモット・マローニー)には妻・ダイアン(ダイアン・クルーガー)との間に幼い娘・クロエがいる。

クロエは、肺の移植手術が必要な体であるが、ポールとダイアンは移植の順番がなかなか回ってこないことに焦り始めていた。

クロエの主治医のルービン(ロザンナ・アークエット)は、過去に政治家のハリソン(サム・シェパード)がメキシコで不法な移植手術を受けたことを探り当て、その情報をポールに伝える。

ハリソンと友人同士であるポールは、そのことについてハリソンを問いただし、彼から得られたわずかな情報を元にメキシコの国境の町ティファナへと向かうのであるが…。

7デイズ

感想(ネタバレあり) 舞台はメキシコの国境の町ティファナ


何よりも衝撃的だったのは、メキシコのティファナには、ドナーを必要としているアメリカ人のために、「死のドナーリスト」があり、人殺しもいとわない人たちがいるということ。

この映画が、どれだけ事実を元にして描かれているのか知らないけれど、これが本当にまかり通っているのであれば、ティファナという町は人間の尊厳も何も無い、無法地帯ということになる。

そうでなくても、ティファナは犯罪率が高い麻薬の街というイメージが定着してしまっているのに。

7デイズ2

親切の裏にある別の顔


最初は「国境なき医師団」から派遣されてボランティアで働いているというマルチネス医師(ヴァンサン・ペレーズ)が、近所のストリート・チルドレンを集めて、治療をしたり、健康診断をしていると言っているのを聞いて、「やけに良い人だなぁ」って、単純に思っちゃったんだよね。

それは、私の考えが甘かった。

美味しい話には、ちゃんと裏があった。

彼らが健康診断をしていたのは、「ドナーとしてのデータ作成」のためだったんだよね。

ポールのような「緊急事態」のために。

その全てが明らかになった時、ゾワゾワゾワーーーーって鳥肌がたったよね。

金のために子供を殺すなんて、絶対にしてはいけないことなのに。

7デイズ3

人の命の長さは、絶対に人が決められるものではない


ティファナの大人たちが吐き捨てるように言った一言が忘れられない。

「どうせ、あの子たちはこの街では長生きできないんだ。だったら、その命で人を助けた方が良い」

なんだとーーーーー!!

だからって、少年の寿命を決める権利にはあんたにはないーーー!!

1%の確立でも大人になれる可能性があるなら、命を捨てないでよ!!!と本気で怒りがっ!!!

ポールが正しい決断をするのを見届け、映画を観終わり、我に帰って思ったのは、確かに、ドナー待機の順位って「人の死を待つ順位」だっていうこと。

映画が始まる前に、アメリカではドナーを待っている10人に対し1人しか提供者が現れないと説明があり、終わりには、臓器売買のために命を奪われる人たちが大勢いるという説明もあった。

うまくマッチングするドナーに出会えない状況も分かるし、なんとか家族を長生きさせたいという気持ちも分かるが、そのために人殺しをするのは、絶対にあってはならないこと。

どうして、そこまで強欲に生きられるのか理解に苦しむ。

アメリカ人とメキシコ人では生きるための優先順位があるとでもいうのか。

医師、警察、検事、政治家…。

本来なら、誰よりも市民の命とその尊厳について考えるべき立場の人たちが、あまりにも自分たちのことしか考えていないことに、無性に腹が立った。

7デイズ4

久々のダーモット・マローニー主演作。脇を固める俳優たちも豪華な面々


主演の検事、ポールを演じるのは、ダーモット・マローニー(「ニュースの真相」、「ダーティ・グランパ」、「8月の家族たち」)。

ダーモット・マローニーが主役を演じる映画なんて、久しぶりに見た気がする。

あんまり、検事ってイメージではないけど、この役は良かったんじゃないかな。

とにかく、最後に正しい決断をしてくれて良かった。

何が何でも娘に移植手術を受けさせたい妻、ダイアンにはダイアン・クルーガー(「女は二度決断する」「バツイチは恋のはじまり」「パパが遺した物語」)

この女優さんは本当にボーダーレスな方で、いろんな国の映画に出ててすごいなぁって思う。

今回も普通にアメリカン人の検事の奥様を演じてたし。

ただ、この奥さんはポールの最後の決断を許せなかっただろうなぁって思う。

その考え方がすごく怖いんだけどね。

その他にも、サム・シェパードや、ロザンナ・アークエット、ヴァンサン・ペレーズ(「告白小説、その結末」)などなど。

決して、大きな予算で作られた映画ではないと思うけど、出ている俳優たちは豪華な面々。

監督は、アイスランド人のバルタザール・コルマウクル(「エベレスト3D」)

えらい衝撃的な映画をつくってくれたなぁって思った。

7デイズ5

移植について考える


アメリカ人はメキシコン人を犠牲にしてなんて傲慢ななんて言ってしまったけど、よくよく考えれば、日本人でも日本では移植できずに、お金を積んでアメリカに移植手術に行っている人もいるわけで。

もちろん、それは合法だから問題ないんだけど。

それがアメリカの移植順位を変えている一因になっているのも事実で。

移植を心待ちにしているアメリカ人からしたら、「私たちだって移植できないのに、なぜ日本人が…」とか思うんだろうなぁ。

なんて、いろいろなことを考えさせられる映画だった。



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