とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:南果歩



寺島しのぶ主演の映画「オー・ルーシー!」を映画館で観た。

43歳独身OLの節子が、うんざりするような毎日を捨て、これまで押さえつけていた本当の自分を取り戻す物語。



満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

これは、うんざりするような毎日とサヨナラする方法を描いた日本のOLたちへの応援歌だった。

新しい世界に飛び込むには勇気もいるし、失敗もしてしまうけれど、それを上回る素晴らしい体験がある。

そして、その先には、思いがけなない救世主が待っている。…かもしれない。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「オー・ルーシー!」予告編 動画

(英題:OH LUCY!)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年5月18日 映画館にて観た感想を掲載。

・2019年1月19日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信にて販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者



…(「わが母の記」など)

役所広司
…(「孤狼の血」、「三度目の殺人」、「蜩ノ記」、「わが母の記」など)

…(「デッドプール2」、「女が眠る時」など)




監督・脚本

〇平柳敦子


2017年製作 アメリカ・日本合作映画



オー・ルーシー!





あらすじ


43歳の独身OL 川島節子(寺島しのぶ)は、肩身の狭い思いをしながら会社へ通う毎日。

ある日節子は、姪の美花(忽那汐里)から

「今まで通っていた英会話教室に行けなくなってしまったから、代わりに行ってくれないか」

と言われ、節子は美花が支払い済みの受講料 60万円を支払い、代わりに英会話教室へ行くと、アメリカ人教師のジョン(ジョシュ・ハートネット)から「ルーシー」という英語名を与えられ、ジョンからハグをされ、今まで味わったことないような時間を過ごす。

しかし、次回、教室へ行くと、ジョンは美花と共にいなくなり、アメリカへ帰ったと言われてしまう。

そこで、節子は美花の母で姉の綾子(南果歩)を連れ、美花とジョンを追ってアメリカへと向かう…。




オー・ルーシー!5






感想(ネタバレあり)


「つまらない毎日」を過ごすOLたちに贈る応援歌



汚部屋で暮らす43歳 独身OLの節子。

駅で痴漢に遭い、満員電車にゆられて会社に行く毎日。

その日は、最寄り駅で人身事故に遭遇した。



会社へ行けば、愛想笑いと噂話。

好きでもない仕事のために一日をオフィスで過ごしている。

そんな節子の日常を見て、「節子って私みたい!」と思う人もいるかもしれない。



節子は、うんざりするような毎日を過ごしているOLたちの気持ちを象徴するようなキャラクターなのだ。

私もかつて「つまらない毎日にうんざりしていたOL」だったから、その気持ちがよくわかる。



私はそんな毎日を過ごすうちに身体を壊してしまい、強制的にその「つまらない日々」からつかみ出され、それ以来、好きなことをして過ごす毎日にシフトチェンジした。

しかし、節子のような人たちに、「そんなに毎日がつまらないなら、さっさと仕事を辞めればいいのに」と言ってもなかなか難しいのだ。

「好きなことをしろ」と言われても、何をすればいいのか分からないし、40歳を過ぎて転職するなんて危険すぎる



しかし、私が身体を壊して強制的にその「つまらない毎日スパイラル」からつかみ出されたように、何かの大きな力によって動かされれば、思いがけないところで扉が開け、そこでは「飾らない自分」でいられる世界が待っているかもしれないのだ。



この映画では、そんな「つまらない毎日スパイラル」を送っているOL節子が、一念発起して「アメリカ旅行」をしてみたら、今まで気付くことのなかった新しい自分に気付き、思いがけないところから救世主が現れるという希望を描いた物語である。

それは、つまらない毎日を過ごしている日本のOLたちへの応援歌だと思った。



「あなたたちの未来は未知数である。

今からでも遅くない。

今まで観たことがなかった世界に飛び込んでみよう」

そんなメッセージを感じる作品だった。



オー・ルーシー!3




アメリカ人教師ジョンとの出会いが新しい世界への扉を開くきっかけに


節子を「つまらない毎日スパイラル」から引きずり出すきっかけを与えたのは、英会話教師のジョンである。

ジョンは節子にルーシーという英語名を与え、教師と生徒という関係を越えて「リラックスして、フランクに話すこと」を強要する。

それは、真面目な日本人にとってはとても難しいことなのだ。



その上、ジョンは「自称ハグ魔」である。

あいさつ代わりにハグをするアメリカ人の中でも、ジョンは「よりハグ好き」なタイプなのであり、誰とでも気軽にハグをする。



初めて行った英会話教室で、節子はそんなジョンから「フランクに話そうよ」と言われ、いきなり「ハグ」されるという、アメリカ式人付き合いの洗礼を受ける。

いかにも絵に描いたようなアメリカ人のジョンは、内気な日本人女性からしたらちょっと戸惑ってしまうタイプである。



しかし、節子はそんな戸惑いの中に新たな自分を発見したようだった

その時、節子はこれまでにない「人との距離の近さ」と、「ハグ」というスキンシップに人の温かさを感じたのだ。

金髪のかつらをしてルーシーになりきった節子は、彼女の生活にはない解放感を得たのだ。



ジョンこそが、節子にとって新しい風であり、彼女を新しい世界へ導く扉だったのだ。



ところが、その調子で英会話教室に通い続けようと思ったら、ジョンは姪の美花を連れてアメリカへ帰ってしまう。

そのため、節子は「新しい世界を見せてくれた」ジョンを追ってアメリカへ行ってしまうのだ。

きっと、その時の節子は「ジョンに会いたい」一心であり、仕事を休むこととか、何にも考えていなかったかもしれない。

けれど、その「感情におもむくまま行動すること」こそ、新しい人生を開く原動力となるのだ。



オー・ルーシー!2




失敗した経験の裏で得られたワクワクドキドキの初体験


しかし、思い切って清水の舞台から飛び降りた結果、節子を待ち受けていたのは惨憺たる結果だった。

ジョンには振られ、美花とつかみ合いのケンカをし、姉の綾子から突き放される。

新しい世界に期待を抱いてアメリカへ渡った節子だったが、結局一人ぼっちになってしまう。



けれど、節子がアメリカで経験したのは悪いことばかりではない

アメリカのモーテルに泊まることも、腕にタトゥーを入れることも、車を運転することも、全て初体験であり、ジョンが見せてくれた新しい世界だった。

全て、ワクワクドキドキしながら手に入れたものだったはず。



それまで、そんなにワクワクドキドキするようなことが、彼女の日常生活にどれだけあっただろうか

満員電車に揺られ、会社と家を往復するだけの毎日に、そんなときめきがあっただろうか



でも、もし、節子がアメリカへも行かず、休みも取らずにそのまま通勤し続けていたら、どうなっていただろうか。

ジョンを追ってアメリカへ行かなかったことを後悔し続け、その後は、彼女がバカにしていたお局への道まっしぐらではなかっただろうか。



その時、節子はアメリカへ行ったことで、「新しい世界へ飛び込む勇気」を身に着け、「うんざりする毎日」を節子から捨ててやったのだ。

それは、他の女子たちには真似できないことである。



それこそが、「つまらない毎日」を送り続ける節子に必要な「チェンジ」だったのだ。

「失敗すること」を恐れて何もせずにいたら、何も得ることはできないけれど、新しい世界に飛び込んだ結果失敗してしまっても、得られることはたくさんあるのだ。



オー・ルーシー!4




勇気あるチェンジを神様は見ていてくれる


そして、そんな節子の「チェンジ」を神様は見ていてくれる

思わぬところから「トム」という救世主が現れるのだ。



トムはかつて、家族をおざなりにして仕事中心の生活をしていた結果、家族を失うという過去を持っていた。

そんなトムだからこそ、節子の痛みを感じて理解していたのだろうと思う。

節子は、思いがけないトムの優しさに癒され、救われる

そうして、節子は「うんざりする毎日」にサヨナラしたのだ。



もしも、つまらなくて、満たされない毎日を送っているのなら、そこから飛び出す勇気が必要だ。

その結果、ワクワクドキドキを得る反面、痛いこと、辛いことも経験するかもしれないし、失うこともあるかもしれない。



しかし、それ以上に得るものはたくさんあるし、今までにない新しい世界が待っている。

それに、「やった後悔」よりも「やらない後悔」は、一生引きずり続ける

だから、目の前の「好きなこと」に飛び込んでみようよ!とこの映画は世のOLたちにエールを送っているのだ。



多くの「つまらない毎日」を送っているOLたちがこの映画を観て、何かを感じて新しい人生を始めてくれるといいなと思った。





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役所広司主演の映画「わが母の記」をWOWOWで観た。

井上靖の自伝的小説「わが母の記」を役所広司樹木希林で映画化。

痴呆症で少しずつ記憶をなくしていく母と、幼い頃から「母に捨てられた」という想いが捨てきれない息子が心を通わせていくことで、その真実を知る物語。

満足度 評価】:★★★★☆

とても日本人らしい「家族だから言えない」という奥ゆかしさを感じる映画だった。

言葉にできない想いの深さに涙が溢れる。


「わが母の記」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

役所広司
…(「孤狼の血」、「オー・ルーシー!」、「三度目の殺人」、「蜩ノ記」、「わが母の記」など)


…(「怒り」など)

…(「オー・ルーシー!」など)


監督



2011年製作 日本映画



あらすじ


1964年。小説家の伊上洪作(役所広司)は、父を亡くしたことをきっかけに数年ぶりに母(樹木希林)に再会する。

というのも、幼い頃によそへ預けられた伊上は、その頃から「母に捨てられた」という想いを捨てきれぬまま過ごしていた。

しかし、父の死後、母は少しずつ記憶を無くし始めたことを機に、時々家で預かるようになり、母との時間が増えるようになるのだが…。



わが母の記



感想(ネタバレあり)


離れて暮らす息子を想う母、母の心を知らぬ息子


母の子を想う気持ちに泣かされた映画だった。

息子は幼い頃に母に捨てられたと思っていた。

しかし、記憶が薄れていく母との会話でそれは息子の一方的な勘違いだと分かる。

母は幼い頃に息子が書いた作文を、毎日大事そうに持ち歩き、次はいつ会えるのかと思いながら暮らしていた。

息子は母がその作文を読んでいる姿を見ながら、思わず泣いてしまう。

私も、このシーンに泣かされた。

目の前にいる人が息子だと分かっているのかいないのか、遠くを見つめながら作文を読む母の姿が切ない。

記憶をなくしても、息子への想いはなくさない。

それが母の愛。

私の心に残るその情景は、陽だまりような暖かい愛だった。



わが母の記2



日本人だからこそ、すれ違った想い


家族の形は千差万別。

何でも言い合える家族もあれば、今さら正面切って言えない家族もある。

特に日本人は感情表現が苦手な民族だから、この主人公の伊上の家庭のようにお互いに奥歯に物が挟まったような言い方をする家庭が多いように思う。

長い間接していない親子なら尚更だろう。

母も素直に、「あの時は事情があって…」と説明しておけば、後々面倒なことにはならなかった。

伊上も、「お母さんにもきっと事情あったのでしょう」と聞けば、母はすんなり答えてくれたかもしれない。

なぜか。

照れくさい思いもあれば、言わなくても分かってもらえるとお互いに甘えてしまう部分もあるのだと思う。

言わなくても分かってもらえることなんてないのにね。

でも、そう簡単に愛情表現できないからこそ、伊上は小説家になったのだろうし、母は物語の主人公になったのだろうと思う。

そんな母の元に生まれてくるのが、伊上の運命だったんだろうな。



わが母の記3



息子・役所広司、母・樹木希林


主人公の小説家・伊上を演じるのは、役所広司

実の母に愛情を注がれなかったという思いからか、自分の娘たちにはできる限りの愛情を注ぎ、不自由なく育てる伊上。

しかし、実は十分に愛情を受けていたことを知った時の嗚咽を振り払うような日本男児の「泣き」がとても印象的だった。



わが母の記4



伊上の母を演じるのは、樹木希林

母、八重は本当に痴呆症なのか、痴呆症の演技をしているだけなのか、その振る舞いがあまりにもリアルだった。

八重の姿を見ながら、晩年、痴呆症になってから暴れては家族を困らせ、徘徊しては警察にお世話になっていた我が家の祖父を思い出した。

それ程までに現実味のある演技に驚かされた。

本当に素晴らしい女優さんだと思う。



わが母の記5



日本が忙しさと共に失ってしまったもの


昭和の高度経済成長期。

ハワイへは船で行っていた頃。

家族の中心は母であり、母に何かあれば、家族が集まっていた時代。

母が痴呆になれば、家族で介護するのが当たり前だった。

当時はまだ今ほど裕福な時代ではなかったかもしれないけど、今より人の心にゆとりがあったんだなぁと思う。

人は、この時以降、忙しさと共に何かを失ってしまったのではないかと思う。

かといって、今の私に在宅介護ができるかと言われたら、できないけど。

心にゆとりと愛情を持って周りと接することを少し忘れてしまっているのではと思った。





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