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『ジュリアン』予告編 動画
(原題:Jusqu'à la garde)更新履歴・公開、販売情報
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キャスト&スタッフ
出演者
監督
〇グザヴィエ・ルグラン2017年製作 フランス映画

あらすじ

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

予想外に、ラストは恐ろしさからの号泣の作品だった。
これはある家庭におけるDVを描いた作品。
そんな映画を観ながら思い出したことがある。
それは大学時代の友人の話だ。
大学を卒業してから数年後、大学時代の同級生A君が結婚したという話を聞いた。
その時、私は普通に「そうかA君は結婚したのか」と思った。
A君は、結婚して良い家庭を築きそうな人だと思っていたからだ。
しかし、それから数年後、友人からA君が離婚したと知らされた。
あまりの早さにビックリしたので事情を聞くと「妊娠してる奥さんに暴力を振るったらしいよ」と、これまた驚きの事実を聞かされた。
その瞬間、さーっと体中の血の気が引いたのを覚えている。
A君は、大学時代に一緒によく遊びに行った友人で、日頃から人に暴力を振るうような人ではなかった。
しかし、結婚して家庭に入った途端、私たちの知らない「内弁慶の顔」が出たようだった。
それ以来、DVというのは、周りの人には分からないところで密かに行われているもので、だからこそ、他人にはなかなか理解してもらえず、恐ろしいものなのだと思うようになった。
この映画は、そんなDVの難しさをジュリアンという息子の視点で描いている作品だった。
ジュリアンの両親は離婚しているのだが、父は裁判所でジュリアンとの面会日を要求する。
どんなに母が夫のDVを訴え、息子が父に会いたくないと言っても、司法は父に最低限の権利を与えてしまう。
市民を守るべき法律が、全く機能していないのだ。
そこから事態は恐れていた方向へと向かっていく。
司法が守ってくれないなら、誰が熊みたいな暴力男から か弱い母と息子を守るのか。
現実世界では、ラブコメでよくあるようなムキムキのヒーローが突然現れて助けてくれるわけではなく、都合よく夫に事故が起きて痛い目にあうわけでもない。
その実態は、深夜に押しかけてくる夫の恐ろしさに怯え、ベッドで泣きながら震えている母子が大勢いるということなのだ。
一体、何のために司法はあるのか。
そんなことを考えさせられた作品だった。
いやはや、本当に恐ろしかった
結婚生活に人には言えない悩みを抱えている人に、是非、観て欲しい作品。
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「ジュリアン」試写
元夫からの暴力に悩まされている母と息子
司法が彼らを守れなければどんなことが起きるのか
そんなDVの恐ろしさを11歳の息子の視点でとてもリアルに描く
あまりの恐ろしさに号泣だった
毎晩、恐ろしさに震えて眠れない… https://t.co/Nu2YoxEQqk2019/01/23 22:40:59
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