とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:樹木希林



阿部寛主演の映画「歩いても 歩いても」をWOWOWで観た。

長男の15回目の命日に、久しぶりに集まった家族を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

この映画で描かれている家族の姿が、私の家族と重なるところがあり、観ていて心がほのぼのする映画だった。

どこの家族にも歴史がある。良い時も、悪い時も全部含めて家族なんだ。



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「歩いても 歩いても」予告編 動画




更新履歴・公開、販売情報

・2016年8月14日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年5月8日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

〇阿部寛

〇夏川結衣


〇原田芳雄

YOU

〇高橋和也


監督

是枝裕和
…(「万引き家族」、「三度目の殺人」、「海街diary」、「誰も知らない」など)


2007年製作 日本映画




あらすじ


横山良多(阿部寛)は、兄の15回目の命日のため結婚したばかりの妻ゆかり(夏川結衣)と息子のあつしを連れて実家へ帰省する。

父(原田芳雄)は町医者、母(樹木希林)は専業主婦で、実家の医者を長男が継ぐ予定であったが、それも叶わぬ夢となってしまっていた。

実家では、良多とゆかりよりも一足先に姉のちなみ(YOU)とその夫の信夫(高橋和也)が一足先に実家に着いており、2人の子供たちがワイワイとし、にぎやかになっていた。

実は、良多の妻ゆかりは再婚で、あつしは死に別れた元夫との息子だった。

そのことを、あまりよく思っていない家族の元へ帰ることに良多は気まずさを感じていた…。


映画「歩いても 歩いても」



感想(ネタバレあり)


どんな家族もこんなものかな


あぁ、やっぱり家族って、こんなものだよねぇ

と思いつつ、ほのぼのした気持ちで観ていた。

家族の間で起きた問題は、その家族じゃないと分からないし、でも、だからこそ、他人とは違う家族なんだなぁと思う。

庭で元気に育つ百日紅が観てきたその家族の歴史。

嬉しい時も、悲しい時も、集まらなきゃいけないから家族なんだなぁ。


映画「歩いても 歩いても」原田芳雄、樹木希林、阿部寛、夏川結衣

めんどくさいと思っても、うるさいと思っても、家族の気持ちは家族にしか分からない


この映画で描かれるのは、長男の15回目の命日。

町医者だった父の稼業を継ぐはずだった兄。

その兄と常に比べられながら育った次男良多は、家族と会う時はいつも、めんどくささを感じていた。

さらに、結婚した妻ゆかりは子連れの再婚。

そのことも家族はよく思っておらず、だからこそ、実家に帰ることを億劫に感じていた。

でも、父や母の小言がめんどくさい、うるさいと思っても家族なんだよね。

一緒にいる時間が大切な家族なんだよね。


映画「歩いても 歩いても」原田芳雄、樹木希林


父と母にしか分からない「歩いても 歩いても」


だから、もちろん家族の中にも楽しい思いでもあれば、悲しい思い出もある。

長男が事故で亡くなったことも悲しい思い出なら、父と母しか知らない悲しい思い出もある。

ちょうど、いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」が流行った頃。

父は外に女を作り、よく外泊をしていた。

その女の家まで押しかけて帰ってしまった母。

この映画のタイトルである「歩いても 歩いても」は、その歌の歌詞から来ている。

それは、母が父のために一人ひっそりと胸の奥にしまいこんでいる家族の悲しい歴史だ。

家で威張り散らしても、ご近所さんには「大先生」と呼ばれようとも、母にとってはただの浮気夫だった。

思い出の歌はあるかと言われ、その浮気女の家でかかっていた曲「ブルーライトヨコハマ」をかけた母。

それが、せめてもの復讐だったのかもしれない。


2人の歴史を思うと、グッときちゃう「ブルーライトヨコハマ」





父の別の顔


映画の後半、父の機嫌を取ろうと野球の話を持ちだした良多。

しかし、父は「最近は野球じゃなくて、サッカーだ」「横浜のスタジアムまで見に行ったことだってあるんだ」と言う。

そのことに、少し驚いた良多が「へぇ~誰と行ったの??」と聞いたら、「いや、別に」と言って濁した父。

私はこの時、もう1人息子がいるんだなと思った。

一緒にサッカーに行ったのは孫なのか。

その時の良多と父のやり取りを見ながら、私たちの知らないところで、両親には別の時間が流れているんだなぁと思った。

もちろん、全ての家庭で両親が浮気をしているというわけではなく、幼い頃や、生まれていない頃、大人になってから出会っていない間に、両親は別の顔になることだってあった。

でも、その事実を知らなくて良かったんだなと思う。

全てが「知らぬが仏」

本妻との間の息子、孫よりも、可愛がっていた隠し子がいたなんて事実。

知らずに平和に過ぎた方が良い。


映画「歩いても 歩いても」高橋和也、YOU、樹木希林


全ての家族にそれぞれの歴史とストーリーがある


そんな、悲しい思い出も含めて、全ての家族に、それぞれの歴史とストーリーがある。

会うのが面倒だと思う時があるかもしれない、話せば小言ばかりで面倒だと思うかもしれない。

でも、それが家族だし、家族にしか理解できないこともある。

それに忘れてはいけない思い出もある。

だから、毎年、面倒でも定期的に会って、同じ時間を過ごすことが、とても大切な時間になる。

我が家の両親には、どんな私の知らない歴史があるんだろう。

ちょっと怖いけど、聞いてみたい気もする…。

いつか、聞いてみようかな…。



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是枝裕和監督の映画「万引き家族」を試写会で観た。

一見、どこにでもいる家族だったが、彼らは寄せ集めの家族だった…。

家族のあり方について考える作品。



満足度 評価】:★★★★☆

彼らは寄せ集めの家族。

法律的には間違っていても助け合いながら幸せな日々を過ごしていた。

そんな彼らの愛情を法律で引き裂くことが正しいことなのか。

家族とは何でつながっているのか。そのあり方を問いかける作品だった。



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「万引き家族」予告編 動画




更新履歴・公開情報


・2018年5月29日 「万引き家族」試写会で鑑賞。

・2018年6月26日 感想を掲載。

・2019年5月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

…(「SUNNY 強い気持ち・強い愛」、「凶悪」、「バクマン。」など)

〇安藤サクラ

…(「勝手にふるえてろ」など)

〇城桧吏

〇佐々木みゆ





監督



2018年製作 日本映画




受賞歴


・第71回 カンヌ国際映画祭(2018年)最高賞 パルムドール受賞 



映画「万引き家族」



あらすじ


古くて小さい平屋で暮らす一つの家族。

治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、その息子 祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)が、おばあちゃん(樹木希林)の年金を当てにしつつ、貧しいながらも笑いの絶えない家庭を築いていた。

そこへ、夜中に一人で外で遊んでいた女の子 ゆりを治が連れて帰ってくる。

そして、ゆりの身体には虐待されたと思われる痕があり…。



映画「万引き家族」安藤サクラ



感想(ネタバレあり)


寄せ集めの「万引き家族」


スーパーへ買い物に行ったときに、お母さんと息子が楽しそうに話をしていたり、衣類コーナーでお母さんと娘が嬉しそうに水着を選んでいる姿を見たら、間違いなくそれは親子であり、仲が良さそうな家族だと思うだろう。

笑いあったり、ふざけ合ったりする姿は微笑ましいとさえ感じる。



逆に、町中で親から子供が怒鳴られていたり、険悪な雰囲気だったりする親子を見ると、彼らは本当に親子なのかと思ってしまうこともある



この映画では、「血はつながっていないけれど幸せな家族」と、「血はつながっているけど不幸な家族」の姿を描き、家族のあり方について問いかける。

是枝裕和監督は、以前、「誰も知らない」で育児放棄され家に置き去りにされた子供たちを描いた。

そして、この「万引き家族」では、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)が、そんな育児放棄された子供たちを家に連れてきてしまう



祥太は、パチンコ屋の駐車場に止められていた車の中に放置されていた赤ん坊だった。

もしも、治がその時、祥太を見つけなければ、祥太は死んでいたかもしれない。



そして、夜中に一人で外で遊んでいるゆりを連れてきてしまう。

ゆりの家からは、両親の罵り合う怒鳴り声が聞こえてくる。

お腹を空かせてそうなゆりを見た治は、何か食べさせてあげようと家に連れてきたのだ。



祥太もゆりも治に家に連れてこられ、拒絶反応を示すどころか、本当の家族のように幸せな毎日を過ごすようになる。

治と信代にとって彼らは、育児放棄した家庭から万引きしてきた「万引き家族」なのだ。

そんな彼らの姿を見ていると、祥太もゆりも、本当の家族と一緒にいるよりも、この「万引き家族」と一緒にいる方が幸せだろうなと思うようになる。



たとえ、法律的に間違っていても、おばあちゃんの年金が目当てで貧しい暮らしであっても、子供たちにとっては、「誰と一緒にいるのが幸せなのか」が大事なことなのだと感じた。



映画「万引き家族」リリー・フランキー



みんなが寄り添いあえば、本物の家族のように見える


そんな彼ら寄せ集めの家族を表現しているのが「スイミー」だ。

Wikipediaによると、童話「スイミーは」1977年から小学校2年生の国語の教科書に掲載されているので、日本で最も知られている童話の一つだ。

(参考:Wikipeida スイミー



その「スイミー」について、祥太が治に説明する場面がある。

赤い魚のスイミーは、一匹一匹はすごく小さい魚だけれど、みんなが集まって泳ぐと大きな魚のように見える。

その中には、一匹だけ黒いスイミーが混ざっていて、その黒いスイミーを目にすれば、ますます本物の魚のように見える。



一匹だけだと弱い魚も、見た目が他とは違う魚も、仲間はずれにすることなく、みんなで力を合わせれば、自分よりもずっと身体の大きな魚に勝つこともできると、子供たちに教える童話である。

祥太は、その「みんなで力を合わせれば自分よりも強い相手に勝てる」ことに感動して、治に熱心に語るのだ。

そんな祥太の賢さに関心しながら、治は話を聞いている。

そんな場面だった。



ゆりも祥太も彼らの本当の子供ではないけれど、いつも一緒にいれば、治や信代に寄り添っていれば、本物の家族に見えるよね、いつも一緒にいられるよねと、子供ながらに考えたのだろうと思った。

祥太は、祥太なりに楽しい毎日だったけれど、それなりに不安も感じていたんだろうと思う。



それでは、彼ら寄せ集めの「万引き家族」が、力を合わせて戦う「自分たちよりも強い者」とは、一体誰のことなのか。

それは、彼らを散り散りに引き離そうとする法律ではないかと思った。



映画「万引き家族」



法律的に正しくても不幸な家族と、法律的に間違っていて幸せな家族


この映画の中で最も印象的だったのは、安藤サクラ演じる信代の「母親の愛情」だ。

自分と同じ「虐待された痕」が身体にあるゆりに対して、まるで本当の子供のように愛情を注ぐ信代。

「本当の家族はねぇ、子供のことを殴ったりしないんだよ」と言って、そのゆりをギュッと抱きしめるシーンは、とても心に残っている



彼女自身はクリーニング工場で働いているが、リストラされてしまう。

その時、タイミング悪くおばあちゃんが亡くなってしまう。

そこで、おばあちゃんの死亡を届けずに年金を不正受給してしまうことで、彼女は法律で罰せられてしまう。



その後、留置場で児童相談所の職員からゆりが本当の家族に戻されたことを知らされるのだが、この時に彼女が泣く姿には、胸を締め付けられる

ゆりが、本当の家族の元に帰って幸せになれるはずがないことや、その後どんな目に遭わされるのかを一番よく知っているのは信代だからだ。



治も信代も、自分たちの子供が欲しくてもできずにいて、それなのに、駐車場に置き去りにされていたり、夜中に放置されている子供たちがいるのを見て、放っておくことができなかったのだ。

本当の家族の元に帰そうと思えば、帰らせることもできた。

しかし、子供たちが貧しいながらも、幸せそうに、そして楽しそうにしているから、そのまま一緒に暮らそうと思ったのだ。



そんな彼らの優しさについて、職員たちは何の事情も聴かず、「法律的に白か黒か」で線引きしようとしているのだ。

もちろん、法律を守ることは大切だけれど、ゆりの家族が「どれだけDVをしてきたのか。これまでゆりがどんなに酷い目に遭わされてきたのか」の調査ぐらいしてくれてもいいんじゃないかと思った。

人間の感情とは、コンピューターと違ってYesかNoかで区切れるものではなく、「間違ってはいるけれど同情できる」感情もあり、そのために「情状酌量する」という言葉もある

四角四面に仕切ることが、平和的な解決になるとは思えないこともあるのだ。



映画「万引き家族」安藤サクラ



子供たちの希望の受け皿となるのが「本当の家族」


そして考える「家族とは一体何のためにあるのか



意外かもしれないが、同じテーマを描いている作品に「デッドプール2」がある。

最愛の妻を殺され、自暴自棄になってしまったヒーローのデッドプールが、養護施設で虐待されて育った少年 ラッセルと知り合う。

その後、ラッセルが怒りのパワーを増殖させ殺人鬼になると知り、デッドプールがラッセルの心をケアし、一人ぼっちのヒーローたちを集めて家族を作ろうとする物語である。



ラッセルは、虐待されていた怒りを誰にも理解してもらえず、世界の全てが敵に見えてしまう。

しかし、デッドプールはラッセルに優しさがあることを知っていた。

そこで、デッドプールがラッセルの怒りの受け皿になることで、家族になろうとしたのだ。



この二つの映画を通して、子供たちが必要としている家族とは、そういう居場所のことだと思った。

つまり、話をしたい時に話を聞いてくれたり、一緒に花火を見たり、海に遊びに行ったり

そういう当たり前のことを、当たり前のようにしてくれるのが家族であって、イライラしながら殴ったり、パチンコしている間に駐車場に放置したりするのは、家族の姿ではないのではないか。



児童相談所の職員も法律を遵守しなければいけない立場なのは、よくわかる。

しかし、この映画で描かれた彼らの対応に納得がいかないのは、「子供たちが何を望んでいるのか」を一切聞こうとしないところだった。

子供たちは誰と一緒にいたくて、何をしている時に幸せを感じているのか



実際に治や信代と一緒に暮らすことはできなくても、せめて「これから先どうしたいのか」を話を聞くだけでも聞いてあげて欲しいと思った。

そうでなかったら、法律とは、一体、誰にためにあるのか

国を潤滑に運営するお役所のためにあるのであって、国民のためにあるのではないのか。

本来なら、国民を救うためにあるのが法律なのではないのか。



最後に外をぼんやりと眺めるゆりの姿が心に残る

祥太が治と再会したように、ゆりも外にいれば、また治が迎えに来てくれるのではないかと思っているのではないか。

本当に、そんな時がくればいいけれど…。

それはそれで、何とも言えない切なくなる結末だった。


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綾瀬はるか主演の「海街diary」を映画館で観た。

離れて暮らす父が亡くなって、母親が違う妹を引き取り、鎌倉で暮らすことになった四人姉妹の一年間を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

とにかく、ひたすら温かいなぁと感じる映画だった

平和だなぁ。幸せだなぁ。寄り添い合って生きている人たちって温かいなぁ

映画「海街diary」を見ながら、何気ない日常の幸せと、寄り添いあって生きていくことのの温かさを感じた


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. 受賞歴
  5. あらすじ
  6. 感想


「海街diary」予告編 動画




更新履歴・公開、販売情報

・2015年7月19日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年3月25日 NHK BSプレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

綾瀬はるか
…(「ザ・マジックアワー」など)

長澤まさみ
…(「散歩する侵略者」、「君の名は。」(声のみ)など)

…(「友罪」など)

広瀬すず
…(「SUNNY 強い気持ち・強い愛」、「三度目の殺人」、「怒り」など)

加瀬亮
…(「モリのいる場所」、「アウトレイジ ビヨンド」、「沈黙-サイレンス-」、「アウトレイジ」、「永遠の僕たち」、「硫黄島からの手紙」、「誰も知らない」、「それでも僕はやってない」など)

樹木希林
…(「日日是好日」、「万引き家族」、「モリのいる場所」、「駆け込み女と駆出し男」、「歩いても 歩いても」、「あん」、「わが母の記」)

〇大竹しのぶ


監督・脚本

是枝裕和
…(「万引き家族」、「三度目の殺人」、「誰も知らない」、「歩いても 歩いても」など)






受賞歴


第37回ヨコハマ映画祭
作品賞、監督賞、撮影賞、主演女優賞、新人賞 受賞

第28回日刊スポーツ映画大賞
主演女優賞、助演女優賞、新人賞 受賞







あらすじ

長女 幸(綾瀬はるか)、次女 佳乃(長澤まさみ)、三女 千佳(夏帆) の三姉妹は、鎌倉で一緒に暮らしている

ある日、15年前から離れて暮らす父の訃報が届く

父の葬式に出席するために、山形へ行くと、そこには、父が残した 妹 すず がいた

幸は、一人残ったすずに一緒に暮らさないかと提案し、すずは、その場で「行きます」と即答し、四姉妹の生活が始まった…




感想(ネタバレあり)


何気ない日常の温かさ


何気ない日常が、どれほど幸せで温かいのか



たとえば、一軒家に姉妹だけで住んでいること。

庭に植わってる梅の木になった実を収穫して、お酒につけること。

満開の桜の木の下を自転車で駆け抜けること。

夏の夜に、庭で花火をすること。

みんなでちゃぶ台を囲んでケンカしながらご飯を食べること



子供の頃には、当たり前のようにあった日常。

でも、そんなことはもうしなくなってしまった風景。

彼女たちの暮らしを見ていると、そんな当たり前だった毎日が、すごく平和で幸せだったんだと思い、温かい気持ちになった


映画「海街diary」



長女でありながら、母でなければならない生き方


中でも、私は、この四姉妹の長女・幸の性格や生き方にすごく心を動かされてしまった

幸は、幼いころに父と母に捨てられ、母親代わりとして姉妹たちを引っ張ってきた。

でも、その裏では、妻帯者を好きになってしまうダメなところもあるお姉ちゃん



本当だったら、全て投げ出して、一人で暮らしたいと思うこともあるはずなのに、泣き言も文句も言わずに、それを当たり前のように受け入れて、お姉ちゃんの役割を全うする姿に、涙が止まらなかった



私はどちらかと言えば、次女・佳乃のタイプ。

自由・奔放で言いたい放題。

自分で知らぬ間に、お姉ちゃんに苦労かけちゃうタイプ



だからこそ、お姉ちゃんが佳乃も千佳も知らないところで苦労して、嫌なことも引き受けちゃうのが分かるから、

「お姉ちゃん、そんなにしっかりしなくて良いんだよ。手伝えることがあったら、言ってね」

って声をかけてあげたくなった。



長女・幸を静かに、温かく表現した綾瀬はるかの素晴らしさ


そんな幸を演じたのは、綾瀬はるか。

世間的には、広瀬すずがすごく注目されているようだけれども、私は、綾瀬はるかの幸がすごく気に入ってしまった



特に印象に残っているのは、お祖母ちゃんの法事で帰ってきた母(大竹しのぶ)とのやりとり



久しぶりの再会では、みんなの前で大ゲンカしながら、母が帰る日になって二人きりになった時、母娘の姿になる

この時、娘が母に甘えるのではなく、母が娘に甘えてしまうその姿

帰るんだったら、持っていきなさいとおばあちゃんがつけた梅酒を持たせ、駅へ見送りに行けば、「たまには帰ってきなさいね」という



この幸の懐の深さ。温かさ

大竹しのぶという大女優を相手にしながら、少しもひるむことなく、幸という人を表現できる綾瀬はるかの素晴らしさ。

本当に素敵な女優さんだなぁと思った。



監督と原作


監督は是枝裕和。いつぶりだろう。私にとっては久しぶりの是枝監督。

なんでもない、何事も無い日常を、ただ普通に生きている人たちに対する視線が、すごく優しい人だなぁと思った。



そう、現実に生きる私たちの日常は、なんでも無い、なんの事件も無い、ただの日常。

その当たり前の中にある幸せや、優しさを感じた



原作は、吉田秋生のマンガ「海街diary」

読んだことないけど、映画見て、ちょっと読みたくなった。

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現代人は、毎日、時間に追われて何かと忙しい。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。

でも、その間に、きっと何か忘れてしまっていることがある。



この映画を見ると、その忘れてしまった何かを思い出すかもしれない

忙しい毎日に疲れてしまった人に、おススメしたい一本






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山崎努主演の映画「モリのいる場所」を映画館で観た。

実在した画家の熊谷守一と奥様が豊島区にある自宅で暮らす日々を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

昭和ののんびりとした時間の中で過ごす画家の熊谷守一と奥様。

彼らの家の庭が、モリにとって世界の全てであり、そこは宇宙とつながっている。

画面からはマイナスイオンが溢れ、心が浄化された。

目の前にあるものの素晴らしさに気付かされる温かい作品。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想



「モリのいる場所」予告編 動画




更新履歴・公開情報


・2018年5月14日 映画館で「モリのいる場所」を鑑賞

・2018年6月15日 感想を掲載。

・2019年3月17日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

…(「検察側の罪人」など)



〇吉村界人

…(「悪と仮面のルール」など)


〇吹越満

〇池谷のぶえ

〇三上博史


監督

〇沖田修一


2018年製作 日本映画


モリのいる場所




あらすじ


1974年の東京。

画家の熊谷守一(通称:モリ)(山崎努)は、池袋にある自宅から一歩も外に出ない生活を送っていた。

妻の秀子(樹木希林)と共に暮らす彼の元には、毎日多くの人たちが訪れる。

しかし、そんな客人に構わず、モリは午前中は庭にいる虫や鳥たちの観察をし、午後は寝て、夜はアトリエにこもるというマイペースな生活を続ける。

カメラマンの藤田武(加瀬亮)は、そんな彼の元を頻繁に訪れては、庭の自然を観察するモリの写真を撮り続ける。



モリのいる場所5




感想(ネタバレあり)


何が起こるわけでなく、ただモリが自宅の庭で過ごしているだけの日々に心が癒される


私が子供の頃、我が家にはインターネット、パソコンはもちろん、テレビゲームすらなかった。

そんな私にとっての遊び場の一つが、我が家の裏にあるちいさな丘だった。

なんの手入れもされていないその裏山は、雑草が生え放題で、近所で暮らす子供たちがそこへ登ってはちょっとした冒険を楽しんでいた。



この映画「モリのいる場所」を観て、私はその頃の裏山に生える雑草の匂いを思い出した

その茂みの中には、タンポポなどの花々が咲き、蝶々やトンボなどの虫たちが飛んでいて、私たちはそこで野草や昆虫に興味を持つようになった。

あの頃、人々は日常生活の中で自然と共存していたのだ。



1970年代、画家の熊谷守一(通称:モリ)は東京都池袋にある自宅で暮らしていた。

Wikipediaによれば、1956年 モリが76歳の時、軽い脳卒中で倒れてしまう。

それ以来、モリは自宅の敷地から出ることなく、自宅の庭の中で晩年を過ごしたという。

この映画は、そんなモリが1977年に97歳で亡くなる数年前の日常を描いたものである。

(参照:Wikipedia 熊谷守一



そこには、昭和ののんびりとした時間が流れ、その庭がモリの世界の全てであり、モリにとっては宇宙への入り口だった。



何が起きるでもない。

モリは無口であまりコミュニケーションが得意ではないのにも関わらず、毎日、多くの人々が彼の元を訪ね、絵を描いてもらえなくても、看板を書いてもらえなくても、奥様と雑談をして満足げに帰っていく。

ただただ、そんな穏やかで平和な日々の描写である。



しかし、私は、そんな日常の風景からあふれ出るマイナスイオンのシャワーを浴び、モリと奥様の穏やかな日々に心が浄化した思いがした

これは、ギスギスとした日々に心が疲れてしまっている人にこそ、観て欲しい作品である。



モリのいる場所3




彼の「アトリエ」は「学校」


モリの一日は、とてものんびりとしている。

朝ご飯を食べると、縁側から庭へと出て、庭の観察を始める

アリの動きや、見たことがなかった石に目を輝かせて、それをじーーーっと眺めている。

それをスケッチするのでもなく、ただただ眺めている



時には、午前中にお客さんが訪ねてきて、モリが対応することもあるけれど、たいていは奥様やお手伝いの美恵ちゃん(池谷のぶえ)が対応してくれる。



そして、お昼ご飯を食べると、午後は寝る時間だ。

お昼寝なんていうかわいいもんじゃない。

本気で寝る時間だ。



なぜなら、モリは、夜に「学校」に通っているからだ。

夕飯を食べ終わると、奥様が「そろそろ学校の時間ですよ」という。

すると、モリは「そうだな」と言って席を立つ。

彼が「学校」と呼んでいるのは「アトリエ」のことだ。



午前中に観察した植物や虫、猫などをこの時間に描いているのだ。

「仕事」じゃなくて「学校」っていう言い方がいいなぁと思った。

そこには、学ばせてもらっているという気持ちがこもっている

その言葉に、モリの「絵を描く」という行為に対する気持ちが表れている



私も、これからは学ばせてもらっているという気持ちを込めて、映画館を学校だと思うことにしようか。

いつまでも、多くの人たちから「絵を描いて欲しい」「看板を書いて欲しい」と言われるのは、そういう謙虚さにあるんだろうと思った。



そして、朝が来ると「行ってきます」と言って、庭へ出て行く。

そこから、また、ゆったりとしたモリの冒険が始まるのだ。

なんて素敵な毎日だろうと思う。



モリのいる場所4




電話しかなかった時代のゆったりとしたコミュニケーション


モリは決してコミュニケーションがうまいタイプではない

無口でぶっきらぼうで、人の言うことを聞いているのか、いないのかよく分からない。

よくいるタイプのちょっと頑固なおじいさんだ。



それでも、それなりに家族以外の人たちとコミュニケーションが取れていた。

いきなり訪ねてきたお客さんが、旅館の看板を書いてくださいと言ったり、親バカな人が息子の絵を見せたり。

そんなお客さんの対応は、たいてい、奥様とお手伝いさんの美恵ちゃんがするのだけど、気が向くとモリも対応してくれる。



それは、その頃が「アナログな時代」だったからなのではと思う。

今だったら、LINEや、メールやFAXが殺到して、あれやこれや言ってアポを取ったりするんだろうけど、この頃は電話しかなく、電話の場合は、モリが「外へ出たくない」の一言で断ってしまうことがある。

なんてったって、文化勲章だって断った強者だから。



だから、モリに本当にお願いしたいことがあれば、直接訪ねてくるしかない

断られたら、また出直せばいい

そんな人との付き合いの間にも、ゆったりとした時間が流れていた



今は、有線の電話以外にも、スマホやインターネットがあって、常に誰とでもつながることができる。

科学が進歩して、携帯電話やインターネットが普及したおかげで、その頃よりもすごく便利になったし、人と会うのもとても楽になったと思う。

ただ、人々の生活が楽になった分、テクノロジーにそういったゆったりした時間の流れを奪われてしまったように思う。

科学の進歩による恩恵は計り知れず、それを否定するつもりは一切ないけれど、目の前に広がる庭に宇宙を感じるような時間も大切だったんだなと、しみじみ思った。



かといって、いまさら「すべてをオフラインにして電波をデトックスしろ」と言われても、既に電波中毒の携帯依存症になっている私にはそんなことはできない。

残念ながら、せいぜい映画館で映画を観ている間と寝ている間ぐらいしかオフラインにできないのだ。



モリのいる場所2




高度経済成長期の到来と共に失われたモリの宇宙


この映画には、魅力的なところがたくさんある。

ゆったりと流れる時間、ギスギスしていない人間関係、微笑ましいモリと奥様の仲の良さ。

それらは、アナログな時代だからこそ培われたものだった。



しかし、そのゆったりした時間の流れにも終わりがやってきたことを感じさせるところで、この物語は終了する

高度経済成長期がモリの家にもやってきて、隣にビルが建ち、モリの宇宙である庭に日影ができるようになるのだ。

そこで、モリは苦労した掘った池を埋めることになってしまう。

庭で日が当たるのは、そこだけになるからだった。



日が当たるところには、野草が生えているべきだと、モリは考えたのだろうか。



池を埋め、予定通りビルが建つと、モリの生きていた時代も終わりを告げる

それから数年後、モリは亡くなってしまう。

私は、三上博史演じる宇宙人に宇宙へ連れて行ってもらったのだろうと思った。



昭和というアナログな時代だったからこそ、モリのような画家が思う存分才能を発揮できたのだろうと思う。



今でも、池袋にヤモリがいたり、サンショウウオがいたりするんだろうか。

それはちょっと厳しいように思う。



田舎の町だったら、いまだに、そんなモリのような生活もできるだろうけど、出版社の人たちやカメラマンたちが毎日のように通ったりするのは難しい。

やっぱり、モリは昭和の東京が生んだ画家なのだ。



私も全てをオフラインにして「電波デトックス」をするのは、なかなか厳しいけれど、この映画に出会って、モリと奥様の生活を観ている間は、スクリーンからあふれるマイナスイオンを感じて、すごく癒された

モリは、今も三上博史と一緒にどこかで虫や鳥の観察をしているのでは…と思っている。



時には、こんな風にアナログな時代の映画を観て、わずかな時間の間だけでも電波中毒から癒されることがとても大切な時間に思った。

毎日を仕事に追われ、ギスギスとした日々に疲弊してしまっている人にこそ、ぜひ、見て欲しい一本だ。

これを観たら、「アリの生活」に興味を持って、緑のある生活の素晴らしさに気付くかもしれない。




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黒木華主演の映画「日日是好日」を映画館で観た。

エッセイスト森下典子が25年間通い続けた茶道教室の日々をつづったエッセイ「日日是好日」を映画化した作品。


満足度 評価】:★★★★☆

お茶の作法の一つ一つにじっくりと時間をかけ、その間、水の音や鳥の声に耳を澄ませ、季節を感じるひと時は、ヨガの瞑想にも似て癒しを与えてくれる。

慌ただしい毎日だからこそ、そういう「無」になれる時間を作りたいと思った作品



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『日日是好日』予告編 動画




更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月19日 映画館にて鑑賞。

・2018年11月29日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト


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キャスト&スタッフ


出演者



…(「映画 深夜食堂」など)

…(「密偵」など)

〇鶴田真由

〇郡山冬果

〇山下美月

監督・脚本

〇大森立嗣


2018年製作 日本映画


映画「日日是好日」




あらすじ


大学4年生の典子(黒木華)は、就職先も決まらず、将来の目標も特になくぶらぶらしていると、母(郡山冬果)からお茶に通うことを勧められ、いとこの美智子(多部未華子)と共に武田先生(樹木希林)の茶道教室に通い始める。

全く何も知らない状態で始めたお茶に、典子は様々なことを気付かされるようになり…。



日日是好日2




感想(ネタばれあり)



日日是好日 (2018)


★★★★ [80点]「慌ただしい日々にこそ感じたい静寂の時」



樹木希林さんをしっかりと目に焼き付けるために行ってきたけれど、とても心が洗われて帰ってきた

素敵な映画だった。



主人公の典子(黒木華)が、大学4年生の時、就職先も決まらずにいたところ、母親のススメでいとこの美智子(多部未華子)と一緒に、武田先生(樹木希林)の茶道教室に通い始める。

全く知識のない典子が茶道を習い始めるのを観て、茶道経験のない私も武田先生に教えられる気分で観ていた。



そして「茶道ってゆとりだなぁ」と思った



お茶を立てて飲むまでの間に、様々な作法があって、その一つ一つにゆっくりと時間をかけて、お客様にお茶を出し、お客様はそれを最後の一滴までじっくりと時間をかけていただく。

その間、水の音や、鳥の声を聞き、窓の外の景色を見ながら季節を感じて、今日という良き日に感謝する。



それは、ヨガの瞑想にとても似ていて、じっくりとお茶を立てる時間は、心に「ゆとり」をもたらすんじゃないかと思った。



ご飯を食べる時間すらも慌ただしく過ぎていく日々の中で、一週間に一時間でも、こんな風にゆったりとした時間を過ごすことなんてないなぁと反省した。



そして、メモしておきたい言葉もたくさんあった。

2月に黄色いく花を咲かせるマンサクは「誰よりも早く咲く、まんず咲く」がなまって名付けられた名前だとか、

不苦者有智(福は内)は「苦を知らない者は智を有する」という意味だとか

最も寒い時期に立春があるのは
昔の人が「もうすぐ春だ」と言って寒い辛さを乗り越えるためだ
とか。



昔から、幸せな時も、辛い時も 、人々はお茶を立てながら静寂の時を感じ、お茶を飲んで、様々な日々を過ごしてきたんだなぁ
と思った

そんな日々こそが、日日是好日なんだね

毎日が、とても慌ただしく過ぎていくけれど、少し立ち止まって静寂の時を過ごす時間を作って心にゆとりを作りたいと思った。


Posted by pharmacy_toe on 2018/11/29 with ぴあ映画生活



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大泉洋主演の映画「駆込み女と駆出し男」をWOWOWで観た。

女性が自ら離縁することができなかった時代に駆込めば離縁することができた寺「駆込み寺」を舞台に、離縁したい女性たちと、離縁を手助けする人々の人間模様を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

泣いたーー。苦労して、苦労して、辛い思いをしてきた女性が幸せになった姿に涙が溢れた。

人の優しさ、温かさに自然と涙が出てくる。そんな映画だった。

どんなに毎日が辛くても、希望を捨てずに行動すれば、きっと良いことがある。そう思えた。


出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林、堤真一、武田真治、山崎努

監督原田眞人 2015年製作 日本映画



「駆込み女と駆出し男」予告編 動画





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あらすじ


江戸時代、自ら縁を切ることができない女性たちが駆込むことで縁を切ることが認められていた「駆込み寺」には毎日、いろいろと訳ありな女性たちが駆込んでいた。

鍛冶屋で毎日顔に火傷のあとができる程に鉄の窯を守り続けた挙句、夫に浮気されたじょご(戸田恵梨香)。

豪商の愛人であるお吟(満島ひかり)、暴力男に武家を乗っ取られ、自身も暴行されたゆう(内山理名)。

そして東慶寺に隣接する柏屋では、女主人の源兵衛(樹木希林)と、その甥、信次郎(大泉洋)が彼女たちの離縁を調停し、再出発の手伝いをしていた。

駆込み女と駆出し男


感想(ネタバレあり) 女性たちが辛い人生から逃げ出すための救済の寺「駆込み寺」


昔、「駆込み寺」があったという話は聞いていたけど、そこがどんなところなのか詳しいことは全く知らなかった。

確かに、昔の女性たちは自分から「離縁したい」と言いだすことができなかっただろうし、酷いことをする男たちもたくさんいただろうと思う。

江戸時代は「辛い毎日から逃げ出したい」「どうしても離縁したい」という女性たちを救うためのシステムとして、この「駆込み寺」が機能していた。

そこへ駆込む女性たちの人生も様々だ。

家のために必死になって毎日仕事をしていたにも関わらず、夫に浮気されてしまう女。

まるで獣のような暴力男を夫に持つ女。などなど…。

彼女たちの辛い人生を観たり聞いたりしていると、こちらも心が痛くなる。

そんな生活から抜け出すために、「駆込み」を決意し、家から鎌倉にある東慶寺まで歩き、「駆込み」をする。

そして、それから2年間。

お寺の修行に耐えられた者だけに、離縁の許可が与えられ、そこから彼女たちの新しい人生が始まる。

駆込み女と駆出し男2

離婚調停と再出発の手伝いをする「柏屋」


その「駆込み寺」に隣接する宿屋「柏屋」では、彼女たちの離婚調停と再出発のお手伝いをしている。

女主人の源兵衛をはじめ、そこで働く人たちが優しく、温かく彼女たちを包み込んでくれる場所だ。

「離縁したい」という彼女たちの理由を聞き、夫たちについて聞きこみをし、「離縁」が妥当かどうかの判断をする。

「柏屋」のご主人の源兵衛さんは、じっくりと彼女たちの話を聞き、同情すべきところは同情し、かといって甘えは許さない。

「2年間の修行に耐えられるか」「新しい人生」を踏み出すことができるのか。

冷静に、その見極めをしている。

どんなことがあっても動じず、常にどっしりと構えた源兵衛さんが、私は大好きだった。

できることなら、彼女に弟子入りしたいぐらい。

とても素敵なご主人だった。


駆込み女と駆出し男3


傷ついた女性たちの心に寄り添う「癒し」担当の信次郎

そして、この映画に優しい癒しを与えていたのは、大泉洋が演じる信次郎だった。

とても真面目な男で、でもちょっと抜けたところのある信次郎は、「医者見習い」であり「作家を目指している」というちょっと夢見がちな男。

江戸に住めなくなった信次郎は、「柏屋」の主人の甥であったために、そこに身を寄せていた。

彼が柏屋にとってとても良かったのは、駆込み女たちが出会ってきたような男たちとは180度違う優男で、時には人を笑わせ、心を和ませる。

駆込み女たちの辛い話などを聞かされた後に、この信次郎がでてくると、まるで砂漠のオアシスのように感じることさえあった。

完全に、彼は東慶寺の癒しだった。

柏屋では、使い勝手の良いペットのようなものだっただろうか(笑)

駆込み女たちの出生を知った上で、彼女たちの心に寄り添うような優しさが温かくて好きだった。

駆込み女と駆出し男4

「新しい一歩」を踏み出す決意をすれば、幸せな人生が開ける


だからこそ、ラストでじょごと信次郎が幸せになった姿に涙が止まらなかった。

「あぁーー。良かった。2人とも幸せになって良かった」と思った。

ちょっと、信次郎がじょごの尻にしかれている雰囲気が特に好きだった。

じょごにとって、信次郎は医者ではなく、作家でいて欲しかったんだなぁ。

その気持ちも分かるなぁ。

好きな人には、いつまでも夢を追い続けて欲しいもんね。

最後に、そんなじょごや、暴力夫と離縁できたゆうの幸せな姿を見て、

「毎日、辛いことがあっても、希望を捨てずに行動すれば、きっと幸せな人生が開ける」

そう思えた。

映画が終わった後にテロップが流れる。

当時、駆込み寺が救った女性たちは2000人を超えるという。

きっと、今でも駆込み寺が必要な女性たちは大勢いると思う。

そこに、源兵衛さんや信次郎のような温かい人たちがいたらなお良い。

辛い状況から逃げ出せない女性たちが1人でも減る世の中でありますように。



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樹木希林主演の映画「あん」をWOWOWで観た。

「どら焼き屋」で働くハンセン病患者の老女と、刑務所上がりの店主、そして女子中学生の心の交流を描く人間ドラマ。

満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

心に春風が吹いたような温かな気持ちになる素晴らしい映画だった。

「あん」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者




〇内田伽羅

…(「君の名は。」(声の出演)など)


監督

〇河瀨直美


2015年製作 日本・フランス・ドイツ合作映画



あらすじ


刑務所帰りの千太郎(永瀬正敏)は、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長。

そこへ、ある春の日に「時給300円でいいから雇って欲しい」と言う76歳の徳江(樹木希林)が訪ねてきた。

彼女が作ったという「あん」を食べた千太郎は、その味の良さから彼女をアルバイトに採用することに。

そして、徳江が店に来て「あん」を作り始めてから「おいしいどら焼き」だと評判になり、店は繁盛するが、徳江がハンセン病ではないかという噂が広がり始め…。



あん


感想(ネタバレあり)


桜が誘う絶品の味


桜の季節は出会いの季節。

出会いは人を成長させ、その人の人生を変えることもある。

どら焼き屋「どら春」の店長、千太郎はある春の日に老女・徳江と出会う。

徳江の作る「あん」が絶品で、アルバイトとして採用する。

ここまでで、あぁほのぼのとした素敵な話だなぁと思った。

本当は甘いものなんか好きじゃないのに、雇われ店長として「しかたなく」どら焼きを作っていたどら焼き屋の店長が、「あん」の美味しさを知り、お年寄りからその「あん」の作り方を教わっている。

年齢制限があって、働きたくても働けない人もたくさんいる時代

こういう技術のある高齢者に教わるべきことがたくさんある

もっと、もっと積極的に高齢者を採用するべきだと思った。



あん4



徳江と千太郎、籠の中で人生を送る想い


その「ほのぼのとした良い話」が、途中から雲行きが変わっていく。

かつて、千太郎と徳江は、共に過去「籠の中で」暮らしていたことが発覚する。

千太郎は傷害事件を起こし刑務所の中で暮らし、徳江はハンセン病で世間から隔離されて生活していた。

しかし、千太郎は刑務所を出て、徳江はハンセン病が完治しているのに、なぜか心がとらわれたままで自由になれない

それは共に世間の偏見という、また違った檻の中で暮らしているからだ

ちょっとこれは、私には衝撃だった。

なぜなら、ハンセン病への偏見は、もうとっくになくなっていたと思っていたからだ。

しかし、その噂が広まると、行列して買っていた人たちはいなくなり、徳江は隔離施設へと帰っていく…。

いまだに、そんなことがあるのか

売っているどら焼きが美味しければ、それでいいじゃないか。

どうも世間の人たちは、そうは思わないらしい。

そうして、ほのぼのとした話は、胸が痛くなる話へと変わっていった。

徳江は言う

こちらに非が無いと思って暮らしていても、世間の無理解から押しつぶされそうになる



あん5



千太郎が乗り超える壁


ここで、私が注目したのは、店長・千太郎の思いだった。

以前から寡黙な千太郎は、「徳江がハンセン病だ」と言い切るオーナーや、店に偏見を持ったお客様たちに対し、何も言い返せなかったことを後悔する。

千太郎は過去に檻の中で暮らしていた経験があり、かつ、世間の偏見にさらされる経験もあるはず。

だから、誰よりも徳江の立場を理解できるはずなのに、守ることができなかった

しかも徳江は千太郎と違い、何も悪いことはしていないのに。

本当だったら、胸を張って生きて良いはずなのに

ワカナからカナリアを預かった徳江が、檻の中のカナリアがかわいそうになり、自然に放してしまったというエピソードが心から離れない。

あれは徳江の思いをカナリアに託しているように思えた。

ただ、私は、そこで千太郎に何かを感じて、乗り超えて欲しいと思った。

徳江の元に通ってあんの技術を学ぶなり、徳江に何もできなかったなりの何かを学んで成長して欲しいと思い、彼に注目して観ていた。

その答えが、この映画のラストシーンにあったと思う。



あん3



素晴らしい演技を見せる樹木希林


徳江を演じたのは、樹木希林

今さらながらに、素晴らしい女優さんだと改めて思わされた作品だった。

煮ている小豆に向かって「がんばりなさいね」と声をかけたり、本当に嬉しそうに満開の桜の木を眺めたりするその表情に徳江の世界が出ている。

実生活でも孫である内田伽羅との共演にも、なんだかドキドキさせられたが、一切、そのおばあちゃんと孫の関係を匂わせない演技もまた、樹木希林のプロらしさなんだろうと感じた部分だった。



あん2



これからの新しい旅路


徳江は千太郎に言う

「店長なりの「あん」を作って欲しい」

人のマネをしただけでは、それは徳江のマネをした「あん」でしかない。

徳江のあんは50年以上も檻の中で隔離された生活を送ってきて、苦悩の中、生活に喜びを見出そうとして作り出した「あん」

千太郎のあんは、どんなあんなのか

人生を考え、小豆に問いかけて答えを出して欲しいと願う徳江の思い

その答えはラストシーン、桜の木の下でどら焼きを売る千太郎の笑顔にあったように思う。

雇われ店長の座から降りて露店から一から出直し。

でも、その顔には迷いがなく、笑顔があった。

そこから、彼なりのあんを作る道が始まるんだと思った





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役所広司主演の映画「わが母の記」をWOWOWで観た。

井上靖の自伝的小説「わが母の記」を役所広司樹木希林で映画化。

痴呆症で少しずつ記憶をなくしていく母と、幼い頃から「母に捨てられた」という想いが捨てきれない息子が心を通わせていくことで、その真実を知る物語。

満足度 評価】:★★★★☆

とても日本人らしい「家族だから言えない」という奥ゆかしさを感じる映画だった。

言葉にできない想いの深さに涙が溢れる。


「わが母の記」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

役所広司
…(「孤狼の血」、「オー・ルーシー!」、「三度目の殺人」、「蜩ノ記」、「わが母の記」など)


…(「怒り」など)

…(「オー・ルーシー!」など)


監督



2011年製作 日本映画



あらすじ


1964年。小説家の伊上洪作(役所広司)は、父を亡くしたことをきっかけに数年ぶりに母(樹木希林)に再会する。

というのも、幼い頃によそへ預けられた伊上は、その頃から「母に捨てられた」という想いを捨てきれぬまま過ごしていた。

しかし、父の死後、母は少しずつ記憶を無くし始めたことを機に、時々家で預かるようになり、母との時間が増えるようになるのだが…。



わが母の記



感想(ネタバレあり)


離れて暮らす息子を想う母、母の心を知らぬ息子


母の子を想う気持ちに泣かされた映画だった。

息子は幼い頃に母に捨てられたと思っていた。

しかし、記憶が薄れていく母との会話でそれは息子の一方的な勘違いだと分かる。

母は幼い頃に息子が書いた作文を、毎日大事そうに持ち歩き、次はいつ会えるのかと思いながら暮らしていた。

息子は母がその作文を読んでいる姿を見ながら、思わず泣いてしまう。

私も、このシーンに泣かされた。

目の前にいる人が息子だと分かっているのかいないのか、遠くを見つめながら作文を読む母の姿が切ない。

記憶をなくしても、息子への想いはなくさない。

それが母の愛。

私の心に残るその情景は、陽だまりような暖かい愛だった。



わが母の記2



日本人だからこそ、すれ違った想い


家族の形は千差万別。

何でも言い合える家族もあれば、今さら正面切って言えない家族もある。

特に日本人は感情表現が苦手な民族だから、この主人公の伊上の家庭のようにお互いに奥歯に物が挟まったような言い方をする家庭が多いように思う。

長い間接していない親子なら尚更だろう。

母も素直に、「あの時は事情があって…」と説明しておけば、後々面倒なことにはならなかった。

伊上も、「お母さんにもきっと事情あったのでしょう」と聞けば、母はすんなり答えてくれたかもしれない。

なぜか。

照れくさい思いもあれば、言わなくても分かってもらえるとお互いに甘えてしまう部分もあるのだと思う。

言わなくても分かってもらえることなんてないのにね。

でも、そう簡単に愛情表現できないからこそ、伊上は小説家になったのだろうし、母は物語の主人公になったのだろうと思う。

そんな母の元に生まれてくるのが、伊上の運命だったんだろうな。



わが母の記3



息子・役所広司、母・樹木希林


主人公の小説家・伊上を演じるのは、役所広司

実の母に愛情を注がれなかったという思いからか、自分の娘たちにはできる限りの愛情を注ぎ、不自由なく育てる伊上。

しかし、実は十分に愛情を受けていたことを知った時の嗚咽を振り払うような日本男児の「泣き」がとても印象的だった。



わが母の記4



伊上の母を演じるのは、樹木希林

母、八重は本当に痴呆症なのか、痴呆症の演技をしているだけなのか、その振る舞いがあまりにもリアルだった。

八重の姿を見ながら、晩年、痴呆症になってから暴れては家族を困らせ、徘徊しては警察にお世話になっていた我が家の祖父を思い出した。

それ程までに現実味のある演技に驚かされた。

本当に素晴らしい女優さんだと思う。



わが母の記5



日本が忙しさと共に失ってしまったもの


昭和の高度経済成長期。

ハワイへは船で行っていた頃。

家族の中心は母であり、母に何かあれば、家族が集まっていた時代。

母が痴呆になれば、家族で介護するのが当たり前だった。

当時はまだ今ほど裕福な時代ではなかったかもしれないけど、今より人の心にゆとりがあったんだなぁと思う。

人は、この時以降、忙しさと共に何かを失ってしまったのではないかと思う。

かといって、今の私に在宅介護ができるかと言われたら、できないけど。

心にゆとりと愛情を持って周りと接することを少し忘れてしまっているのではと思った。





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